【移籍】久保建英のレアル・マドリード復帰条件とは?ペレス会長が側近と接触か
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
レアル・ソシエダで充実の時を迎えるなか、「扉は半開き」と表現。
スペイン1部レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英の来季のレアル・マドリード復帰は可能性こそ低いものの、決してゼロではなく、いわば「扉は半開きにある」という。スペインメディア『Fichajes』が10月29日に報じた。
直近のラージョ・バジョカーノ戦では右サイドをえぐってのクロスから相手のハンドのファウルを得てPKを獲得。これをミケル・オヤルサバルが決めて、2-1と勝ち越しに成功した。しかしアディショナルタイム、なりふり構わず攻めるホームチームのペペに決められて、またも土壇場でのドロー(2-2)に終わった。久保は80分までプレーし、改めて価値を示した。
同メディアは今回、久保がFC東京からレアル・マドリードに加入した2019シーズン、当時のジネディーヌ・ジダン監督に見初められていたものの、久保自身が「トップチームでできる準備がまだできていない」と、EU圏外の外国籍選手枠の問題もあり、その後の武者修行を選択したと振り返る。
そして基本的に50パーセントのパスを保有しての2022-23シーズンのレアル・ソシエダへの完全移籍を経て、マドリードはその後も久保の動向をチェックしてきた。
すると「ここ数週間の間に、フロレンティーノ・ペレス会長が久保の復帰の可能性について提案するため、この日本人アタッカーの側近と接触した」と報じている。ただし、久保は今はレアル・ソシエダでの戦いに集中し、忠誠をしていると、明快に伝えたそうだ。
同メディアは「クボはレアル・マドリードでプレーしたい願望はある」というが、もちろんチーム内の競争があっても、リザーブ選手として戻るつもりはないそうだ。レアル・ソシエダのように、「自身の価値を証明できるプレータイムを得ることが『条件になる』」ということだ。
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久保のレアル・マドリード復帰について、「扉は半開きである」と表現している。22歳のアタッカーはレアル・ソシエダと2027年6月まで契約を結んでいて、充実の時を過ごしている。何より今季、初出場したUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)では、決勝トーナメント進出も現実味を帯びてきている。KUBOがさらに活躍することで、スペイン国外での評価が大きく高まる可能性もある。