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【FC東京 0-1 鹿島】アントラーズ“前線七変化”結実。田川亨介が古巣から決勝弾! 鈴木優磨 対 長友佑都のマッチアップも

鹿島の田川亨介。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

FC東京は序盤の決定機逸が響く。

[J1 25節] FC東京 0-1 鹿島/2025年8月10日19:00/味の素スタジアム

 J1リーグ25節、鹿島アントラーズが田川亨介の古巣相手の決勝ゴールで、FC東京に1-0の勝利を収めた。

 両チームともに4-2-3-1のシステムを採用するミラーゲームでスタート。すると立ち上がり、強度とスピードで先手を打ったFC東京がマルセロ・ヒアンのポストを叩くシュートなど、何度も決定機を作り出す。しかし、東アジアE-1選手権で日本代表デビューを果たしたGK早川友基が立ち塞がり、ゴールを決め切れない。

 時折、強い雨が降るなか、両チームともに選手交代しながら主導権を握ろうとする。水曜日に天皇杯で、雷による1時間の中断と延長120分を戦っている鹿島はまさに総動員。

 荒木遼太郎が前半で退き、松村雄太が後半から投入される。チャヴリッチが前半左、後半右に入るなど、前線の組み合わせを選手交代の度に変えながら突破口を探った。

 そして田川亨介がトップ下に投入された61分から約15分間、左MFに入った鈴木優磨が長友佑都とマッチアップする構図に。カウンターで鈴木がフリーになって駆け込む場面があったが……、レオ・セアラがシュートを選択し得点ならず。

 さらに樋口雄太、溝口修平と投入される度、鹿島の鬼木達監督は前線の配置を変える。

 すると、これが結実する。

 81分、右MFに入った鈴木がクロス。最前線に入った田川が合わせて、ついに均衡を破ってみせた。

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 鹿島は劣勢を跳ねのけての勝利で、柏レイソルと勝点47で並んで首位に浮上している。