柏4連敗で止めた。瀬川ぴったり1年ぶりのゴールが値千金弾に
柏レイソルの瀬川祐輔。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
アウェーの札幌戦、江坂との2ゴールで競り勝つ。
[J1 20節] 札幌 1-2 柏/2018年8月5日/札幌ドーム
柏のアタッカー瀬川祐輔が今季三度目の先発起用の期待に応え、自身としては大宮時代の昨年8月5日の浦和レッズ戦以来、ちょうど1年ぶりのゴールを決めた。嬉しい柏での初ゴールだ。
札幌との一戦は、立ち上がりから両チームともに一気にゴールまで攻め合う打ち合いの様相に。そのなかで、キム・ボギョンと代わって先発した瀬川は、昨季大宮で前線でコンビを組み、阿吽の呼吸を披露。
鎌田次郎の縦パスに伊東が合わせて背後のスペースにパスを出すと、先に走り出していて瀬川が右足を一閃し、先制に成功したのだ。
59分にジェイのゴールで一旦追い付かれたものの、68分に江坂任が再び突き放し一撃をねじ込み、柏が2-1で逃げ切った。
ロシア・ワールドカップ(W杯)の中断期間明け初勝利となった柏の加藤望監督は「またここから積み上げていきたい。選手たちは粘り強く本当にカバーしあって、いい守備をしてくれた。(瀬川と江坂について)彼らふたりはトレーニングから地道に続けたシュート練習が結果に表れた。本当にいい働きをしてくれた」とたたえた。
札幌のペトロヴィッチ監督は「両チームともにいいプレーをしていた。特に後半、チャンスを多く作れていたが活かしきれなかった。最終ラインのミスから失点を喫したが、選手たちはよく戦ってくれた。負けはしたが良いゲームだった」と振り返った。
文:サカノワ編集グループ