久保建英「主審に試合を止めてと伝えた」、ベンフィカサポがソシエダ戦で発煙筒を投げ込み警察捜査、逮捕者も…
CLのレアル・ソシエダ対ベンフィカ戦、試合前から発煙筒が焚かれた。(Photo by Juan Manuel Serrano Arce/Getty Images)
決勝トーナメント進出決定の夜に水を差す。
[CL GS4節]レアル・ソシエダ 3-1 ベンフィカ/2023年11月9日2:45(現地8日18:45)/レアレ・アレーナ
UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ(GS)4節、レアル・ソシエダがSLベンフィカに3-1の勝利を収め、2試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。
この試合、ベンフィカサポーターから発煙筒などが投げ込まれた。選手たちに被害は及ばなかったものの、スタジアムに訪れた観客にも動揺が走った。現地メディア『ワン・クラブ』によると久保は試合後「主審に試合を止めるように伝えました」とその時のことを説明しているという。
レアル・ソシエダのジョキン・アペリベイ会長は緊急の記者会見を実施。試合前と後に、両クラブのサポーターの衝突が起きたと言い、試合前に3人が警察に拘束されたという。また、試合中にも、レアル・ソシエダのサポーターがンベンフィカサポーターから追いかけられる騒動が起きたが、警察が迅速に対応したことで、大きなトラブルには至らなかったという。
さらに試合後にも街中で、ベンフィカサポーターが発煙筒などを焚いて暴れたそうだ。
同会長は「ラ・レアルはこうした人物に対し徹底的に対抗する」として、すでにベンフィカサイドからも多くの証拠など押収し、カメラなどから容疑者を割り出すなど、警察の捜査に全面的に協力するという。一方、犯罪を起こしたのはごく一部であり、2000人訪れたベンフィカサポーターのほとんどは真摯なサッカーファンであり、「町でみかけたサポーターを叱責しないでください」と呼び掛けている。
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レアル・ソシエダはGS3勝1分で、インテル・ミラノと勝点10で並び1位に立つ。そして4節を終えた時点で、ラ・レアルとインテルの決勝トーナメント進出が決定した。