【サッカー日本代表】W杯アジア予選初戦、相馬勇紀の起用を森保一監督が示唆

試合前日の記者会見、「当たり前に勝つほど難しいことはないとしっかり気を引き締めて最善の準備を」。

［北中米W杯アジア2次予選 第1戦］日本代表 – ミャンマー代表/2023年11月16日19:02/パナソニックスタジアム吹田

　サッカー日本代表(SAMURAI JAPAN)の森保一監督が11月15日、パナソニックスタジアム吹田で北中米ワールドカップ（W杯)アジア2次予選のミャンマー代表戦前日の公式記者会見に臨み、どのような試合であっても「対戦相手がどこであっても最善の準備をして、今のベストの力をぶつけます」と一戦必勝を期した。そして三笘薫が負傷により離脱したなか、相馬勇紀の先発起用を示唆した。

　FIFAランキングは、日本18位、ミャンマー158位。ミャンマーとは前回カタールW杯のアジア予選でも対戦している。指揮官は次のように”必勝”を誓った。

「ミャンマーとの対戦は前回W杯予選でも2回経験しています。最近では大岩ジャパンが臨んだアジア大会でもパリオリンピックチーム(U-22日本代表)が対戦しています。そのアジア大会から選手は代わっていますが監督は一緒で、4バックと3バックを含めいろんなオプションを持っています。我々の前回、時間とスペースを与えると、技術を発揮し対応しづらいプレーをしてくる力を持った選手たちがおり、相手の良さを出させないようにしなければいけないと思っています」

　周囲の“勝って当たり前”という空気に、森保監督は次のように気を引き締めた。

「当たり前に勝つほど難しいことはないとしっかり気を引き締め、対戦相手がどこであっても最善の準備をしていきます。今持っているベストの力をぶつけていきます。危機感だけでなく、当たり前に勝つというプライドを持って戦わなければいけない。プライドが上から目線になったり、油断や隙を出たりして、相手に思ったようなことをさせなうように、そこはプロフェッショナルとして、相手あっての戦いですが、我々が何をしないといけないのかを、コンセプトの中でしっかり、チームとして表現し勝ち切ることを考えていきたいです」

　また、三笘不在の左MFの人選について、相馬勇紀の可能性を問われると、指揮官は「想像がついているなかでの答えかなと思います」と言って続けた。

「これまでの戦いのなかで、カタールW杯まではタクミ(南野拓実)もやっています。直近10月の活動ではタクマ(浅野拓磨)もプレーしてもらっています。名前の上がっている相馬は、所属チームでは左サイドでスタートしています。左サイドはいろんな選択肢をもって考えていきたいです。今日の練習で試したうえで、明日のメンバーは最終的に決めたいと思います」

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　そのように基本的には、相馬が今回は軸となってきそうだ。逆にシリア戦を睨み、相馬の起用をどこまで引っ張り、主力と言える選手たちとフィットさせるのかも重要なポイントとなってきそうだ。