【サッカー日本代表】シリア戦のTV放送、ネット配信は決まらず。JFAが「テキスト速報」へ

交渉は続いたようだが…。

［北中米W杯アジア2次予選 第2戦］シリア代表 – 日本代表/2023年11月21日23:45(現地17：45)/プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム

　サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が11月21日23時45分から、2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ共催の北中米ワールドカップ(W杯)を目指すアジア2次予選の第2戦となるシリア代表とのアウェーゲームに臨む。FIFAランキングは日本18位、シリア92位。グループBで日本に続く順位との重要な一戦だ。

　しかしこの試合の地上波TV放送、BS放送、インターネット配信など11月21日13時時点で決まらず。日本サッカー協会(JFA）は公式エックスで、「テキスト速報」を配信すると発表している。

　このカードはそもそも開催地が直前まで未定のままで、中立地のサウジアラビアに決まった。また当初は日本時間午前2時(現地20時)のキックオフだったため、権利を持つシリアサッカー協会の代理店と日本サイドの交渉もなかなか進まず。すると直前、試合時間が日本時間23時45分(現地17時45分)に早められるなど突然の“譲歩”(暑い時間帯になってしまうが)も見られた。

　しかし、田嶋幸三会長は16日のパナソニックスタジアム吹田で開催されたオマーン戦後、「我々は最後の最後まで粘って交渉していきます。しかし変な形でチキンゲームのような形でお金を吊り上げる、そういうことに乗っていくつもりは全くありません」と説明。「(放映権が高騰?)放映権の適切な相場があり、ましてや夜中の試合。多くの国民に見てもらいたい、放送してもらいたい気持ちは間違いなくあります」と語り、推移を見守っていた。

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　田嶋会長の言う通り相場と見合わない額を要求されるのであれば、日本がここで一度しっかりスタンスを示すのは重要なことだと言える。一方、今回このカードの放送に「価値がつかなかった」ことになる。そのあたりは日本のメディア事情、コンソーシアムのあり方、サッカー・スポーツの人気面を含め、精査する必要がありそうだ。