東京五輪世代の目下”最強”平戸太貴が町田に3点もたらすが…まさかの展開に
町田ゼルビアの平戸太貴。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
2試合連続2ゴール。通算7得点12アシスト! しかし75分から3本連続PK献上でドローに。
[J2 28節]町田 3-3 千葉/2018年8月12日/町田
4連勝中の2位町田ゼルビアが3-0とリードしながら、75分からジェフユナイテッド千葉にPK3本を献上して3失点。まさかの展開で引き分けた。
試合は絶好調の平戸太貴が町田の前線を牽引。セットプレーで平戸が蹴ると見せかけショートパスでつなぎ、森村昂太が放ったクロスがオウンゴールを誘い先制。さらに45分にはターンから豪快に左足を振り抜きチーム2点目をもたらす。さらに64分、今度は鮮やかな切り返しから右足で自身この日2点目を決めて、リードを3点に広げた(いずれも森村がチャンスメイク)。
町田の良さばかりが目立つ展開となったが、61分の指宿洋史投入から千葉が徐々にペースを握る。すると75分からPK3本を獲得し、指宿が1点、船山貴之が2ゴールを奪って追いつかれてしまった。
平戸は1997年4月18日生まれの21歳、鹿島アントラーズからの期限付き移籍で2シーズン目を迎える。この日、横浜FC戦に続いて2試合連続2ゴール。これで今季通算7得点12アシストと伸ばした。14日にインドネシアで初戦を迎えるアジア大会のU-21日本代表には選ばれていないが、東京五輪世代の目下”最強”と言える活躍ぶりを見せている。
町田の相馬直樹監督は「いろんなところで力がまだ足りなかった。相手にラッキーな形で奪われ、多少の我々の甘さがあったのかもしれないので、また次の試合に向かいたい」と、悔しそうに振り返った。
文:サカノワ編集グループ