ホリエモン、羽田空港の航空機事故「今後の争点」。聞き間違い…あるいは滑走路違い?
羽田空港 (C)SAKANOWA
「真相を話さない人たちが出てくるので危険」とも指摘。
羽田空港で1月2日に日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機が衝突し、海保機に乗っていた5人が亡くなるという事故が発生し、その原因について今後は運輸安全委員会が主体となって究明していくことになった。ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は1月3日、自身のユーチューブチャンネル『ホリエモンチャンネル』で、「羽田空港でのJAL機と海上保安庁機の衝突事故についてお話しします」と題した動画をアップ。現在報じられている情報をもとに、今後の争点を解説した。
能登半島地震への救援物資搬送のため、小松基地をすでにこの日1往復し、二度目のフライトに向かおうとしていたという。犠牲者を出した海保機はボンバルディア製で、仙台空港にて東日本大震災の際に浸水したものの復活を遂げたという機体だった。
今後の調査で「真相を話さない人たちが出てくるので危険」と堀江氏は指摘したうえで、再発防止策が確立されることを期待。今回の事故はA滑走路と並行するC滑走路で発生した。
羽田空港の管制官は、JAL機には着陸を許可していた。一方、小型である海保機だが、「確認されている無線では、(滑走路手前の)停止線のところで待っていてくださいという(英語の)メッセージが残されている」と言う。一方、重傷を負った機長は離陸許可が出ていたと語っているという情報があり、そこで「真っ向から対立している」という状況だ。
つまり、羽田空港の管制とJAL機の認識は一緒だが、管制と海保機の認識が異なるという。「どうやら、ここが争点になりそうだ」と堀江氏は言う。
被災地への物資搬送のため、離陸に関しては海保機が優先されていた。JAL機と衝突した際、「すでに滑走をしていた」という情報もあるそうだ。
そこでの両者の誤解が、なぜ、どのように生じたのか。堀江氏は指摘する。
「(海保機の)機長と副機長の二人が間違えるとはなかなか考えられない。ただ、無線を聞く限りでは(JAL機に)着陸許可が出ていた。滑走路を間違えていたのか? なぜこんなことが起きたのか。凡ミスだったとすれば、それもヒューマンエラーであり、システム運用の問題。そのあたりは改善し、二度と事故が起きないようにしてもらいたいです」
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いくつかのミスが重なることで、重大な事故は起きてしまう。果たして真相は解明されるのか。安全委員会からの報告も待たれる。