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『皇帝』ベッケンバウアーが78歳で死去。メッシやドイツのショルツ首相も哀悼の意

ドイツサッカー連盟がインスタグラム(@dfb)で、亡くなられたベッケンバウアー氏を哀悼。

現役・監督としてW杯制覇、「最も偉大なドイツ人サッカー選手」。

 元サッカー・ドイツ代表であり監督も務めた「皇帝」フランツ・ベッケンバウアー氏が1月7日、自宅で亡くなった。78歳だった。

 1974年に西ドイツ代表のキャプテンとして、そして1990年に統一ドイツ代表の監督として、ワールドカップ優勝を果たした。「最も偉大なドイツ人サッカー選手」として、世界を代表するリベロであり司令塔として、歴史に名を刻んできた。所属したFCバイエルン・ミュンヘンでもリーグ優勝に加えヨーロッパチャンピオンにも輝いている。 

 さらにドイツサッカー連盟会長としても、低迷していた時期にドイツサッカー全体の舵を「育成」へと切り、あの2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)優勝につなげた。

 ただ2015年、息子であるシュテファン氏を46歳で急死。その頃からベッケンバウアー氏自身も体調を崩し、右目の梗塞、心臓病(バイパス手術)、パーキンソン病などを患ってきた。

 ドイツのオラフ・ショルツ首相もさっそく「選手としても、監督としても世界チャンピオンに輝いたフランツ・ベッケンバウアーは、ドイツで最も偉大なサッカー選手の一人であり、多くの人にとって『皇帝』でした。彼がいなくなるのは寂しい限りです。彼の家族と友人たちに想いを寄せ、哀悼の意を捧げます」と声明を発表した。

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 また、代表チームでの対戦をはじめ、様々なレセプションや表彰式でも接点のあった現在のスーパースター、アルゼンチン代表リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)も自身のインスタグラム(@leomessi)のストーリーズで、ベッケンバウアー氏のプレー写真とともに「安らかな眠りを」とメッセージを送っている。

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