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【日本代表】来季レアル復帰?久保建英が「確実に上手くなっている」と掴むスペイン2年間の収穫。“失敗”発言の真意とは!?

U-24アルゼンチン代表戦に臨んだU-24日本代表の久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

ビジャレアル選択は「自信を持って行きましたが、自分の至らないところがあっただけ。見誤ったというか、総合的に失敗だった」。

[W杯 アジア2次予選] 日本 – ミャンマー /2021年5月28日19:20/フクダ電子アリーナ

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)の久保建英が5月27日、オンラインによる取材に応じて、今季レアル・マドリードから期限付き移籍したビジャレアルCF、そしてヘタフェCFでの戦いぶりついて振り返るとともに、翌日のミャンマー代表戦に向けた抱負を語った。

 まず2020-21シーズンについて問われると、久保は次のように振り返った。

「結果論ですが、チーム選びから失敗してしまい、その結果、1年間苦しいシーズンになったことは現実としてあります。最後しっかり点を決められて、良い形で終えられたのは良かったと思います。(半年間プレーしたヘタフェについて)もともと守備が苦手だと言われがちなので、人一倍、やらないと認めてもらえないので、そういった意味ではいいチームに入ったかなと思います」

 スペインに渡って2年目、そうしたなかで久保は確か手応えも得る。

「確実に上手くなっていると思います。去年と比べて余裕を持ってプレーできるようになっていると感じています」

 その“チーム選びが失敗”発言が注目を集めるが、つまり19歳で挑んだ久保は、その時点での力不足を痛感させられたということだ。

「結局スタメン争いに負けたのもありますけど、いろいろな話があってビジャレアルを選び、自分が思っていた状況とはちょっと違ったのが本音です。深い意味はなく、自分が選択をして間違っていたと思っているだけです。もっと違った形でできたのかなと。自信を持って行きましたが、自分の至らないところがあっただけで、そういった意味で見誤ったというか、総合的に失敗だったということです」

 冬に移籍したヘタフェに関しては、スタイルやチーム状況も把握したうえで決めたので、レギュラー獲得はならなかったものの後悔はしていないということだ。

 一方、日本代表でもこれから(特に東京オリンピック後)、中心選手としての地位を掴んでいきたい。来月4日には20歳になるレフティはそのためにも、「追う立場だと思うので、自分の強みを見せていければと思います。あとは自分ならばこうしたいというイメージを膨らませて、膨らませるだけならば誰でもできるので、ボールを持った時の違いを試合で出していければと思います」と語った。

 そして28日に対戦するミャンマーとは、U-23代表で対戦経験がある。チームの印象として、次のように語っていた。

「(U-23日本代表として戦っているミャンマーについて)球際はけっこうガツガツ来るイメージがあり、日本と似て決して大きいわけではなく、アジリティもあるので、日本と若干スタイルは似ている印象は受けました。(今回の対戦に向けて)チャンスをもらえればその中で自信を持ってできるように、最善の準備をします」

 この試合のあと、久保は他の東京オリンピック世代の選手たちとともにU-24日本代表の活動にステージを移す。

注目記事:【日本代表】こんな布陣を見てみたい。大迫勇也・南野拓実・鎌田大地・久保建英の競演はどうか

[文:サカノワ編集グループ]

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