【湘南】「彼が来ると知り」新エース候補ルキアン、ベルマーレ移籍を決めた二つの理由とは? 磐田時代のゴールデンコンビ復活だ!
湘南のルキアン。写真:竹田桃子/(C)Momoko TAKEDA
2人でチーム総得点の半分、町田と大橋が抜けて――。
J1リーグ湘南ベルマーレの2024シーズン新体制発表会が1月13日、茅ヶ崎市民文化会館で行われ、新加入選手がそれぞれサポーターを前に決意表明した。新加入はルキアンと鈴木雄斗の2人。また、すでに昨季プレーしていた2種登録の2選手が正式にトップ昇格した。
J1で7シーズン目を迎える湘南の課題は何より得点力だ。カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表の町野修斗が昨夏ドイツ・ブンデスリーガ2部のホルシュタイン・キールに移籍。さらにこの冬、大橋祐紀がサンフレッチェ広島に新天地を求めた。
この二人で実に昨季リーグ総得点40得点のうち22ゴールを稼いでいるのだ。
その穴を埋めるため、期待を集めるのがアビスパ福岡から加わったブラジル人FWのルキアンだ。
2021年J2で22ゴールを決めて得点王になった現在32歳のストライカーは、昨季J1リーグ27試合に出場し5得点・4アシストを記録している。一方、9月10日のルヴァンカップ準決勝のFC東京との第2戦で左ハムストリングスの肉離れのため、約3か月、戦線離脱する悔しさも味わった。
ルキアンは他クラブからオファーが届くなか、湘南行きを決めた二つの理由を語った。
「一つ目は湘南のスタイルが私自身のプレースタイルに合っていると感じたこと」
そしてもう一つは――。2021年に磐田でともにプレーした鈴木雄斗の加入を知ったからだというのだ。
「彼が湘南に来ると知って、湘南に行く気持ちが強くなりました。(磐田時代に)自分にアシストをしてくれた分、何度か私もアシストをしています。だから湘南でも二人で良いプレーを見せられると思います」
一方、鈴木はルキアンについて「とにかく一瞬のスピードが速い。前線のターゲットとしてもボールを収めることで、後ろを助けるプレーをしてくれます。それだけ頼もしい存在です」と太鼓判を押していた。
「新しいシーズンを新しいチームで迎えられてモチベーションも高まります」
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そうルキアンは昂ぶる気持ちを口にする。昨季3得点・10アシストを記録した鈴木と、今度は湘南でゴールデンコンビを結成し、得点を量産する!