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【なでしこジャパン】どうなる北朝鮮戦!?「紅白戦できない」4日前なのに開催地未定、全員集合できず

日本女子代表のGK山下杏也加。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

パリ五輪最終アジア予選のアウェーでの第1戦、宿泊地、練習場…今から確保できる? 例え中立地開催でも、ファンの渡航は難しく。

[パリ五輪アジア最終予選 第1戦] 北朝鮮代表-日本代表/2024年2月24日未定/未定

 パリ・オリンピックの女子サッカー・アジア最終予選、北朝鮮代表-日本女子代表(なでしこジャパン)は2月24日に組まれているが、なんといまだに開催地・開始時間などが決まらずにいるという非常事態にある。日本が中立地での開催をAFC(アジアサッカー連盟)を通じて要望したが、試合4日前(日本時間20日5時時点)にして「未定」のままだ。

 本来、平壌あるいは中国などでの中立地開催が決まっていれば、なでしこジャパンの選手たちはそろそろ日本を出発するタイミングでもある。しかしイングランドのリバプールFCに所属する長野風花ら欧州組は移動の負担を考慮し、現在、現地に残ったまま。つまり、なでしこジャパンは全体練習をいつできるのかすら分からず、今後のスケジュールを発表されるのを待っている。

 平壌開催の可能性もまだ残っているとさえ言われる。ただ現実的なルートとなる中国経由となると、ビザ発給などを考えると、これからチームが渡航するのは難しい。まして、ファンやサポーターが訪れるのは、今から決まってもほぼ不可能と言える。

 これまで中国、東南アジア、中東など複数の中立地開催案が浮上していると言われる。とはいえ、このタイミングで宿舎、練習場、スタジアムを確保できるのだろうか。それは北朝鮮側の責任にもなる。

 このアジア予選を統括するAFCから、間もなく何かしらのアナウンスがあるはずだが……。

「人数が少ないなかで……」

 GK山下杏也加は2月19日に取材に応じ、大学生の協力を得てトレーニングできていることを「相手のハイプレスをビルドアップからはがすことへ、良いイメージが作れます」とポジティブに捉えていた。

 一方、欧州組が加わるタイミングが分からずにいることに、日本の守護神は「まだ合流していないヨーロッパ組がどうなってくるのかはちょっと分からないですが……。かわいそうだなとは思います」と苦笑いを浮かべた。

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 何より……。山下は「紅白戦ができていなことを、自分はちょっと気にしています。(WEリーグ勢や欧州組など)強度や選手のコンディションもバラバラなので、そこは難しいところです」と懸念していた。

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