【浦和】石原広教が掴んだチャンス「練習生みたいになっていたので…」
浦和の石原広教。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
「たとえスタメン組の練習に入れなくても、どういうやり方をするのかを常に見ながら練習してきました」
[J1 7節] 浦和3-0 鳥栖/2024年4月7日15:03/埼玉スタジアム
J1リーグ浦和レッズのDF石原広教が4月7日のサガン鳥栖戦、負傷欠場した酒井宏樹に代わって右サイドバックとして今季加入後初の先発出場を果たし、フル出場。ホームでの今シーズン初の無失点勝利に貢献した。
石原は試合後、「(試合に出られず)練習生みたいになっていたので……。構想外なのかなと思うくらい。ただ、そこから考えていたよりも早い段階で試合に出られたので、日々の練習をやり続けることの重要性を改めて感じました」と初先発の一戦で勝利を収め、胸を撫で下した。
控え組中心で組まれたトレーニングマッチでは、ペア=マティアス・ヘグモ監督から「良いプレーができている」とも声を掛けられてきたという。それだけにチャンスが来る時のために常に備えていた。
5節のアビスパ福岡戦でベンチ入りし。6節のFC東京戦では80分から途中出場。そしてこの日、鳥栖戦で先発の機会を得た。
「たとえスタメン組の練習に入れなくても、どういうやり方をするのかを常に見ながら練習してきました。日々の練習だけでなく、ミーティングも大切にしてきました」
石原はともに練習してきた若手にとっても、一つのモデルケースになっていきたいと言う。
「やり続ければチャンスはありますし、誰にでもチャンスはあります。いざチャンスが来た時、何ができるのか。チームメイトに自分の姿勢や言葉で示していきたいです」
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田中マルクス闘莉王、那須大亮らが着けてきた浦和の「4番」を背負う。石原がピッチでさらに躍動し、自身の新たなカラーに染めていくはずだ。