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【なでしこジャパン】前線の迫力不足は心配、ブラジル戦1-1からPK戦で敗れる。サッカー日本女子代表[She Believes Cup]

ブラジル戦でシュートを放つ日本女子代表の長谷川唯。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

パリ五輪前哨戦、最下位4位に終わる。

[She Believes Cup 3位決定戦] ブラジル女子代表 1(3PK0)1 日本女子代表/2024年4月10日05:07(現地9日16:07)/Lower.comフィールド

 パリ・オリンピックに出場する強豪4か国が集結した「She Believes Cup」3位決定戦、サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)は1-1からのPK戦で3人連続で失敗し0-3でブラジル女子代表に敗れた。パリ五輪前哨戦、日本は最下位4位で終えた。

 アメリカ代表戦から先発6人を入れ替えて3バック(5バック)を採用。池田太監督が最近採用する3トップ気味で試合に入った。

 先制点はこの狙い通り、35分、ボール奪取から長谷川唯が起点に。その右サイドへの展開から藤野あおばのクロスを、田中美南が決めた。

 ただサイドなど個の打開力に頼るこの布陣は、明らかに分が悪かった。パスはテンポよくつなげているものの、最前線の田中にボールが収まらず、そこでボールを奪われると何度も逆襲を食らい続けた。パスで左右に揺さぶる日本の技術力は伝わるのだが、何よりゴールを奪うという目的からすると迫力不足は否めず。アメリカも、ブラジルも、そこまで脅威を感じているようではなかった。

 アメリカ戦に続き、相手チームが猛プッシュをかけた時間帯に失点。PK戦ではやや非力なキックが続いてしまい、3人とも連続で止められてしまった。

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 日本はパリ五輪、スペイン、ブラジル、アフリカサッカー連盟(CAF)代表と同グループに入っている。