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【ブラジル戦 採点・寸評】ミラクル谷川萌々子に最高点「5」! 熊谷紗希、長谷川唯、南萌花など5人高評価。低評価は2人。なでしこジャパン、ナイジェリア戦に勝てばベスト8

【ウーマン・オブ・ザ・マッチ】谷川萌々子(日本女子代表)

清家貴子、千葉玲海菜の投入が結実。高橋はならスペイン戦から調子を上げる。

[パリ 五輪 GS C組 第1戦]日本女子代表 2–1 ブラジル女子代表/2024年7月28日24:00(現地17:00)/パルク・デ・プランス

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)が、80分に交代出場した谷川萌々子のPK獲得と衝撃のスーパーループ弾で、チームはブラジル女子代表に2-1と劇的な大逆転勝利を収めた。キャプテン熊谷紗希が流れを変えるPKを決めた。

 なでしこJAPANのブラジル戦の採点は次の通り。

◎採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上

【先発出場】
GK
1 山下杏也加 3
ゴール前の混戦も多く、耐えながら逆転勝利を呼び込んだ。ただ、やや安定感を欠いた。失点シーンは、コースが限定されていただけに防ぎたかった。

DF
3 南萌華 4
足の間でパスを通されて失点につながる。ただ鋭い球際、起点となっての飛び出し、この日最もパフォーマンスが冴えていた一人だった。

4 熊谷紗希 4
重圧のかかるPKを沈めた。重苦しい空気を払拭した、大会の分岐点になり得るPKに。5バックで下げすぎてしまうラインコントロールは、池田監督の意向もあるかもしれないが、それでも失点しているところが課題に。

5 高橋はな 3
失点シーンはカウンターで対応が遅れてしまった。ただ、第1戦よりもアジリティも増していて、状態を上げてきた。

MF
6 古賀塔子 4(▼70分)
清水梨紗が離脱した右ウイングバックで先発。ビルドアップや攻撃面での“勝負”や駆け引きの経験も積んでいければ大会中に大化けも。

7 宮澤ひなた 3(▼80分)
右サイドの背後を効果的に突くこの日のキーマンに。完璧なクロスも放つ。ただ、なかなかデュエルに持ち込まれると勝てずにいる。

10 長野風花 3
鋭い出足から相手の起点を潰していった。前線のボールの収めどころがほしい。

14 長谷川唯 4
ボランチから1列前へ上がり、狙い通りの鋭いプレスから、清家貴子→谷川萌々子の得点をもたらした。

17 浜野まいか 2 (▼57分)
なかなか目立てず途中交代。前を向いて仕掛けられるだけに、田中とポジションを入れ替えてプレーしてみても面白そう。

20 守屋都弥 3(▼80分)
カットインからPK獲得。どんどん自信を持って守→攻のスイッチを入れていきたい。

FW
11 田中美南 2
決定機での枠外シュート、PK失敗……。それでもフル出場し、逆転勝利に貢献。試合後は涙も流した。スペースへの一瞬の飛び出しが武器なだけに、シャドー起用なども見てみたい。

【交代出場】
MF
9 植木理子 3(△57分)
田中より高い位置でスペースを突いて起点になろうとした。次戦、CFで先発起用か!?

8 清家貴子 4 (△70分)
短時間ながらアグレッシブに仕掛け、そのこぼれ球を谷川が決めた!

19 千葉玲海菜 ―(△80分)
左サイドに入って力強いアタックで、ブラジルを混乱させた。

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2 谷川萌々子 5 (△80分)【WOMAN OF THE MATCH】
PK獲得&スーパーループ。本人は獲得したPKも蹴る気満々「蹴るつもり」だったそうだ。

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