【柏 1-0 浦和】興梠慎三「斜めのパス」を課題に挙げる。犬飼智也の復活にも言及
浦和の興梠慎三。(C)2024 Asian Football Confederation (AFC)
連動した崩しがまだ限られ、「長めのパスが入ってくれば…」。
[J1 8節] 柏 1-0 浦和/2024年4月12日19:00/三協フロンテア柏スタジアム
J1リーグ8節、フライデーナイトゲームとして組まれた一戦は柏レイソルが木下康介のゴールを守り切り、浦和レッズに1-0の無失点勝利を収めた。
浦和の興梠慎三は79分に伊藤敦樹と代わって投入。4-3-3から布陣を変更し、チアゴ・サンタナと2トップを組みゴールを狙った。
ただ、そのようにタレントを配置した前線にボールが集まらない。なかなかこの90分を通じ、思い切った”勝負のパス”が中盤から出てこなかった。その点をエースも反省点に挙げた。
「長めのパスが入ってくれば、簡単に打開できると思っていましたが……。今日はレイソルがコンパクトに守ってきていたので、なかなか斜めに入れて崩すボールを通せなかったです。でも、まあ、間延びしている試合でも、なかなか斜めのパスって入ってこないので(苦笑)、それが1本入ってくるだけで流れが変わると思うのですが……」
そのように興梠は話しながら、ダイアゴナル(斜め)の崩しの形を見せられずにいる点を攻撃のテーマの一つとしていた。
また、昨季途中に浦和から柏に移籍した犬飼智也が、この試合でセンターバックとしてフル出場した。浦和では2022年に左ヒザの大ケガを負ったが、そこから復活を遂げてきた。犬飼について問われた興梠は、「大ケガから復活して、レッズではコンディションが上がらず辛かった時期を見ているので、こうして対戦相手であっても活躍している姿を見れたのは嬉しいです。ケガなく頑張ってほしいです」とコメントしている。
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浦和は3勝2分3敗の勝点8の勝点11のまま。一方、柏は3勝4分1敗の勝点13で、レッズを上回った。