水原一平氏が大谷翔平から「歯の治療」で1000万円騙し取る。日本への強制送還が決定的に
ドジャースの大谷翔平。(Photo by Harry How/Getty Images)
禁固刑は最大30年+3年だが、有罪を全面的に認めることで大幅減刑へ。
アメリカ・メジャーリーグベースボール(MLB)ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の口座から1700万ドル(約26億4000万円)を騙し取り、違法なスポーツ賭博のブローカーなどに送金していたとして、銀行詐欺などの容疑で訴追された前通訳の水原一平容疑者だが、容疑を全面的に認めることが明らかになった。アメリカで人生の大半を過ごしてきた水原氏だが、日本へ強制送還されることが決定的という。
『ジ・アスレチック』は5月9日、「通訳の水原一平氏が、大谷翔平から数百万ドルを巻き上げた詐欺罪で有罪を認める」と題したレポートを掲載。『ABC』のニュースを引用し、米国司法省は水原氏が全面的に容疑を認めることを公表したという。ただし、それぞれの代理人弁護士はこの件についてコメントしていないそうだ。水原氏の罪状認否は5月14日に行われる。
同メディアによると、水原氏は銀行詐欺(禁固最大30年)、虚偽納税申告書の提出(禁固最大3年)について容疑を認めるという。司法取引により、日本への強制送還が予想されるということだ。南カリフォルニア州で人生の多くを過ごしてきた水原氏だが、「アメリカ国籍はないため、国外追放は免れない。その事実について、本人も認めている」という。
さらに司法取引のなかで、水原氏が昨年9月、歯科治療費として大谷から約1000万円を騙し取っていたことも明らかになった。水原氏は歯の治療代が必要になったとして、大谷が6万ドル(約933万円)の小切手で支払うことを容認した。しかし水原氏は「大谷のデビットカードで治療費を支払い、大谷の小切手を換金して彼個人の預金口座に入金した」と明かしている。
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銀行の記録は全て残り、こうしてつまびらかに情報が公開されている。水原氏のあまりに大胆かつ、大谷から寄せられていた信頼を裏切る行為が明らかに。メンタル的なショックはきっとはかり知れないなか、大谷はナ・リーグで打率1位となる3割5分5厘、本塁打2位となる11本を放っている。