鹿島がACL快勝! レオ・シルバが会心ボレー弾「まだ獲ったことのないアジアのタイトルを掴みにいく」
決勝点となるボレーを叩き込んだレオ・シルバ。鹿島がベスト4に大きく近づいた。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
悪い流れを断ち切る一撃。セルジーニョも決めて2-0先勝。
[ACL 準々決勝 1st-leg] 鹿島 2-0 天津権健/2018年8月28日/カシマサッカースタジアム
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝第1戦、レオ・シルバが鮮やかなボレー弾を突き刺し、さらにセルジーニョの追加点で2-0の勝利を収めて、ベスト4へ大きく前進した。
「前半何度もチャンスを作りながら決め切れず、ただ、悲観する必要はなかった。落ち着いてプレーしていれば必ずゴールを決められると思っていた」
レオ・シルバはそのように語り、後半に入るとホームチームはさらに攻勢を強めた。
迎えた60分、中央でのパス交換から左サイドに展開。山本脩斗のクロスを遠藤康が落とし、レオ・シルバがボレーでしっかり合わせ、ゴールネットを揺らした。
「セルジーニョとワンツーして、(山本脩斗と遠藤康を経由して)ボールが戻ってきたところで、あとは体の態勢を整えて、ミートを心掛けるだけだった。その一連の作業をすべて一瞬のなかで調整できて、得点することができたんだ。そのあとセルジーニョの得点も生まれたし、チームとしても本当に良かった」
レオ・シルバは「怪我もあったが、今はチームに貢献できるコンディションにある。自分ができることをしっかりやるだけ。まず決勝まで進むこと。そこで私たちが獲ったことのないアジアのタイトルを掴めれば素晴らしい年になる。ただ、そこまでの時間はまだまだ長い。一つひとつの試合で、自分の役割はまず守備から。フリーランで味方のスペースを作り出すなか、チャンスがあれば今日のように狙っていきたいよ」と笑顔で語った。
取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSHI