【移籍】バイエルンの新監督にヴァンサン・コンパニ氏。本人と「合意」、残すはクラブ間の交渉のみに
バーンリーを率いてきた元ベルギー人のヴァンサン・コンパニ監督。(Photo by Stu Forster/Getty Images)
月曜日に連絡を受けて、一気に話が進む。
2024-25シーズン新監督がいまだ決まらずにいた12年ぶりの「無冠」に終わったドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンだが、5月23日、イングランド・プレミアリーグのバーンリーFCを率いる38歳の元ベルギー代表でもあるヴァンサン・コンパニ監督(Vincent Kompany)の就任に向けて、本人との基本合意に至った。あとはバーンリーとの補償金の交渉を残すのみとなった。
移籍関係の情報に詳しくフォロワー2053万人を数えるファブリツィオ・ロマーノ氏が自身のエックス(旧ツイッター、アカウントは @FabrizioRomano)でレポート。あとはクラブ間の交渉を残すのみになったと伝えている。
「バイエルンがヴァンサン・コンパニを新たな監督に任命する契約に近づいている。コンパニは月曜日にバイエルンから最初の連絡を受けた際にこの仕事を受け入れ、新たな章へ向かう準備はできている。バイエルンとバーンリーは、補償金成立に向けて交渉中だ」
そのようにバーンリーの状況が整理されれば、「バイエルン・コンパニ監督」が誕生するということだ。
38歳のコンパリ監督のもとプレミアリーグ昇格を果たしたバーンリーだが、今シーズンは19位でフィニッシュ。来季のチャンピオンシップ(実質2部)降格が決まっている。ただ、その手腕は高く評価されていた。
現役時代はバイエルンでのプレー経験はないが、ドイツではハンブルガーSVに所属。また名門RSCアンデルレヒトで下部組織からトップチームまで在籍、マンチェスター・シティで2008年から2019年までプレーしてきた。
今季リーグ3位に終わったバイエルンだが、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準決勝進出によりトーマス・トゥヘル監督の”逆転残留”が浮上。しかしトゥヘル監督が5月17日の記者会見で、「これがゼーベナー通り(クラブハウス)での最後の記者会見になります。2月にあった合意はそのままです。さらなる話し合いがあったものの、合意には至りませんでした」と明かしていた。
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また『キッカー』は他に元バイエルンで前ドイツ代表指揮官のハンス=ディーター・フリック氏(現・フリー)、『デイリーメール』は三笘薫の所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのロベルト・デ・ゼルビ監督が、それぞれバイエルンの新監督の候補に挙がっていると報じていた。