【FC東京】荒木遼太郎「もちろん優勝を目指す。人一倍走って責任を持ち、ゴールとアシストにこだわりたい」。鹿島から勝負のレンタル移籍、パリ五輪・男子サッカー日本代表に選出
U-23日本代表の荒木遼太郎。 (Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
「アジア杯のことは脳震盪で覚えていない(笑)」
Jリーグは7月3日、東京都内でパリ・オリンピックの男子サッカー日本代表(U-23日本代表)に選ばれた関東圏(関西圏でも別開催)の6選手による記者会見を行った。
FC東京からは荒木遼太郎、野澤大志ブランドンが出席。荒木は鹿島アントラーズから勝負の期限付き移籍で挑んだ2024年、FC東京の攻撃を牽引する存在となって活躍。リーグ戦では14試合・6ゴールを記録している。そしてU-23アジアカップでもU-23日本代表をチームメイトの松木玖生とともに引っ張り、パリ行きの切符獲得に貢献した。
荒木はメンバー発表の記者会見に臨んだ大岩剛監督から名前を呼ばれた瞬間について、「嬉しい気持ちとプレッシャーの二つの気持ちがありました」と語る。そして「日本のため、そしてチームのため、人一倍走って、責任を持ってプレーし、ゴールとアシストにこだわりたい。もちろん優勝を目指します。日本へいいニュース、明るいニュースを届けられるように頑張ります」と決意を示した。
今回2008年の北京五輪以来、23歳以上の3選手を採用できるオーバーエイジがゼロとなった。ただ荒木は「本当に自分たちだけでもメダルを獲れる力はあると思っているので、そんなに気にしていないです」と意に介さなかった。
そして最終予選を兼ねたU-23アジアカップを経て、さらにパリ五輪大会中にチーム力をつけられれば、金メダルも狙えると意気込んだ。
「(U-23)アジアカップでは1試合1試合チームの団結力がつき、勝負力もついたと感じました。オリンピックでも1試合ずつチーム力が増せば、いい結果がついてくると思います。(アジアカップでの課題を問われ)アジアカップは脳震盪であまり覚えていないです(笑)。自分の良さをさらに伸ばすため、中盤で受ける、攻撃を組み立てる、そのところは今のチームで取り組んできました」
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このチームのホットラインとなっていた松木は「移籍の可能性がある」(山本昌邦ナショナルチームダイレクター)ためメンバーに選ばれなかった。そのU-23日本代表を立ち上げ時から支えてきた松木の分まで、フランスの地で、荒木には爆発と活躍が期待される。