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【鹿島3-0鳥栖】柴崎岳が”鬼プレス”から先制点アシスト、ポポヴィッチ監督「キャリアの中で今日ほどボールを奪った試合はなかったのでは」

柴崎岳。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

左SB安西幸輝には「こうした試合を毎回できる力を持っている」

[J1 25節] 鹿島 3–0 鳥栖 /2024年8月7日19:00/県立カシマ サッカースタジアム

 サマーブレイク明けの初戦となったJ1リーグ25節、鹿島アントラーズが濃野公人、仲間隼斗、安西幸輝のゴールで、サガン鳥栖戦に3-0の勝利を収めて2位に浮上した。首位のFC町田ゼルビアとは3ポイント差に迫った。

 ランコ・ポポヴィッチ監督は試合後の記者会見で、「全員が隙を見せず真剣に90分間を戦った試合だと感じています。そういった意味で、今季リーグ戦で一番だったかもしれません。全員がやるべきことを、しっかりやり切ってくれました」と、選手たちの躍動したパフォーマンスに目を細めていた。

「中断期間にチームで再確認してきたことをピッチで表現できました。6月に3-2で勝利したマリノス戦のあと、戦闘モードに入り切れていなかった時期があったのを反省点に(リーグ3分1敗と4試合未勝利に)、同じことを繰り返さないように、戦術的な部分も課題も共有できました。こうしたサッカーをすることが重要です」

 4月のアウェーでの前半戦では集中を欠いたところから瓦解して2-4の逆転負けを喫していた。その鳥栖に隙を見せず無失点で勝利できたことを、指揮官はポジティブに捉えていた。

「鳥栖はとても厄介なチームで、少しでもプレーするスペースと時間を与えれば、ゴールに迫って来る力を持っています。だからこそ、その良さを上手く消すことができたことは評価できると思います」

 そしてキャプテン柴崎岳、左サイドバックの安西幸輝、ゴールをもたらした二人のハードワークを絶賛していた。

「90分間攻守においてチームで連動し、全員がつながりながら戦えたと思います。(先制点のアシストなど2ゴールに関与した)(柴崎)岳はキャリアの中で、今日ほどボールを奪った試合は、もしかしたらなかったかもしれません。しかも重要な局面で奪ってくれたことは特筆すべき点です。

(安西)幸輝も力があり、こうした試合を毎回できる選手です。

 名前を上げた選手だけでなく、本当に全員が自分の良さを出し、そしてチームメイトの良さ、チームの良さをピッチで引き出してくれました。始動日から求めていること、やりたかったことを表現してくれた試合でした」

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 ポポヴィッチ監督はこの戦いを継続し、さらにブラッシュアップしていくことが大切だと強調していた。鹿島はこのあと11日、アウェーでジュビロ磐田と対戦する。

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