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J3降格近づく群馬のキャプテンが、ライバル山形へ電撃移籍。敗れた清水戦の翌11日オファー→一気に決定

(C)SAKANOWA

ザスパクサツ社長「『これから』というタイミングでの今回の移籍に私自身も戸惑い、非常に残念に思っております」。

 J2リーグのザスパクサツ群馬は8月13日、DFでありキャプテンの城和隼颯(Hayate SHIROWA)がモンテディオ山形に完全移籍すると発表した。

 城和は今季J2リーグ26試合・0得点 。群馬を通じて、次のようにコメントしている。

「この度、モンテディオ山形に移籍をすることに決めました。 この状況、立場での移籍でたくさんの意見があることは理解しています。それでも全てを受け入れて前に進み続ける覚悟を持ってこの決断に至りました。 僕がサッカー選手としての道を歩むことができているのはザスパ群馬というクラブのおかげです。就職活動を終え、大学4年生の夏からリーグ戦に出場し始めた自分に、熱心に声をかけてくださったあの瞬間から僕のプロサッカー選手人生は始まりました。本当に感謝という言葉では表現しきれないものがあります。 その恩を結果で、ピッチで、表現することができなかったのは自分の力不足であり、申し訳ないと思っています。それでもどんな時でも応援してくださったサポーターの皆様、厳しい意見も全てが僕の原動力となっていました。 この3年半で群馬がとても大切な場所になりました。 ありがとうございました」

 また群馬の赤堀洋社長は次のように7月12日にオファーがあり、一気に交渉がまとまったと報告している。

「7月の中断期間を経て『これから』というタイミングでの今回の移籍に私自身も戸惑い、非常に残念に思っております。城和選手にオファーがあったと聞いたのは、清水戦翌日の11日(日)で、クラブとしても突然の出来事でした。

 キャプテンであり、ディフェンスの要、そして新卒でザスパを選んでくれた生え抜き選手でもある城和選手がシーズン途中にチームを抜けることがあってはならないと、クラブとしてあらゆる手段を講じて最大限慰留に努めました。しかしながら、最終的には城和選手本人の意志を尊重して、苦渋の決断ではありますが送り出すことといたしました」

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 群馬は現在勝点13で最下位。19位の鹿児島ユナイテッドとすでに10ポイント差を付けられている。一方、山形は勝点33の12位であり、まだJ2残留を決められずにいるライバルチームへ移籍することになった。

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