【浦和】豪雨中止の川崎戦は前・後半で監督が異なる前代未聞の事態に。ヘグモ解任、スコルジャ監督復帰
浦和のヘグモ前監督(左)、スコルジャ新監督(右)。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI (C)2024 Asian Football Confederation (AFC)
あるいは試合開始から? 最終的にはチェアマンが決定。
[J1 28節]浦和 1–0 川崎/2024年8月24日19:00/埼玉スタジアム2002
※前半終了時点で中止
J1リーグの浦和レッズは8月27日、26日付けでペア=マティアス・ヘグモ監督を解任し、マチェイ・スコルジャ前監督の復帰を発表した。スコルジャ監督の就労ビザがおりるまで、池田伸康コーチが暫定的に指揮を執る。
また浦和は24日のホームでの川崎フロンターレ戦、猛烈なゲリラ豪雨により、渡邊凌磨のゴールで1点リードしたなか、ハーフタイムに「試合中止」が決定した。
この試合の正式な扱いはまだJリーグから発表されていない。過去の実例からは、基本的に後半スタートから試合が再開されるものと見られる。その場合、浦和は、前半がヘグモ監督、後半がスコルジャ監督と、1試合・90分間のなか異なる指揮官で臨むという前代未聞の事態となる。
しかもホームの浦和が勝っている状況で、川崎より順位で上回っている状況で監督交代に。トップチームの強化を司るフットボール本部が機能せず、効果的な補強も行われないなかで現場をサポートし切れず、そうしたなか監督に責任を取らせる形になってしまった。まさに混迷を極めている。
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Jリーグの規約では、今回のケースでの「中止」の場合、チェアマンが 1) 90 分間の再試合 2)中止時点からの再開試合 3) 中止時点での試合成立 の中から決定すると定められている。基本的には両クラブの話し合いによるが、ひょっとすると、「90分間の再試合」もあり得るか。