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【米国メディア】大谷翔平の「50-50」、先輩アンダーソンは盗塁の”あの数値”『93%』を絶賛

マーリンズ戦で「51-51」を達成したドジャースの大谷翔平。 (Photo by Megan Briggs/Getty Images)

「50-20」「20-50」達成者、1シーズンでの到達の難易度の高さを語る。

 アメリカ・メジャーリーグベースボール(MLB)のロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平(Shohei OHTANI)が日本時間9月20日(現地19日)のマイアミ・マーリンズ戦で6打数6安打3本塁打10打点2盗塁を記録。MLBの歴史上初めてとなる2024シーズンの50本塁打・50盗塁「50-50」を達成し、さらに記録を「51-51」にまで伸ばした。

 米国メディア『ジ・アスレチック』は記録達成前日、大谷が挑んでいたこの「50-50」の難易度について、具体的に様々なデータを用いて解説。これまで別のシーズンに50本塁打と50盗塁を記録したのはバリー・ボンズ(2001年:73本塁打、1990年:52盗塁)、ブレイディ・アンダーソン(1996年:50本塁打、1992年:53盗塁)の二人しかいなかった。

 また、ドジャースでは通算15人が50盗塁を達成。フアン・ピエールは2007年に最多64盗塁を記録しているが、本塁打はゼロ。24本以上の本塁打を打っている選手はいなかったそうだ。

 現在60歳になったアンダーソン氏は「50-20」「20-50」の唯一の達成者で、大谷の盗塁失敗が、これまでわずかシーズン中4回しかない点に着目。「パワーヒッターでもある大谷がこれまでに失敗を繰り返していたら、挑戦を止めていたかもしれない」として、その「93%」という成功率の高さに目をみはる。

 ルールがシーズンごとに改正されている影響はあるものの、ドジャースで50盗塁を成功させた最近4人のうち2人の成功率は70%以下だったそうだ。

「(48盗塁を決める前の段階で)47盗塁・4回失敗という数字は、ベースボール史上異例だ。40盗塁・10回失敗でもすごいことだが、47盗塁・4回だ。カルロス・ベルトランの実力だ」

 そのように成功率86%だったプエルトリコのスター選手の名前も挙げている。

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 50本のホームランを放つ。それは50回、塁上で何かを起こす――つまり盗塁のチャンスを失うということでもあった。しかもケガのリスクも伴う。そうしたなかで、野手に集中しての前人未踏の記録達成に。同メディアはそうした様々な前例を覆しての記録達成を称賛している。

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