【横浜FM0-0浦和】静かすぎるスコアレスドロー。スコルジャ監督「この結果を喜んではいないが、内容には満足できるところがあった」
浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI
ホイブラーテン不在、チーム状況的には上々の結果ではあったが…。
[J1 35節]横浜FM 0-0 浦和/2024年10月20日/日産スタジアム
J1リーグ35節、横浜F・マリノス対浦和レッズの一戦はスコアレスドローで引き分けた。
両チームともに勝点42で並ぶなか、最後は勝点確保を優先。J1残留へ大きく近づく1ポイントとなった。しかし試合内容は、よりシビアな戦いを強いられたと言えたが、ほとんど見せ場がない静かなスコアレスドローとなった。
浦和のマチェイ・スコルジャ監督は試合後、「いろいろな時間帯のあった試合でした。私たちにも二つの違った時間帯がありました。前半のブライアン・リンセンのように、我々がスペースを上手く使える時間もありました。ただマリノスの攻撃もとても危険で、戦術的な側面でみると、私たちがやろうとしていたことが十分出たとは言えない試合でした」と振り返った。
「ハイプレスの中でキーパーにボールを下げた時、十分なプレスがかかりませんでした。マリノスの攻撃力はより強力で、難しい時間が続くことは分かっていました。(出場停止により)ホイブラーテンがプレーできないなか、アンデルソン・ロペスやヤン・マテウスに対し、佐藤瑶大、井上黎生人がとてもいいプレーを見せてくれました」
チーム状況的には妥当ではないか……。指揮官はそのように受け止めているようだった。
「6年ぶりの日産スタジアムでの勝利をサポーターに届けたかったので、もちろん、この結果を喜んではいません。しかし前回アウェーの東京ヴェルディ戦と比べると内容は満足できるところがありました。選手はベストを尽くしました。相手も非常に強く勝てませんでした。次のサンフレッチェ広島戦まで11日あり、どれだけ難しい試合になるかは理解しているので、可能な限り準備していきたいです」
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そのように、この1ポイントを首位・サンフレッチェ広島戦につなげたいと意欲を示した。