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「マンチェスター・ユナイテッド守田英正」誕生? アモリム監督が就任したら…

守田英正。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

まず守備のテコ入れ。そう考えると…。

 エリック・テン・ハフ監督の解任に伴い、マンチェスター・ユナイテッドはポルトガル1部スポルティングCPを率いるルーベン・アモリム監督の招へいに動き、10月30日までに、まず個人合意に至ったという。あとはクラブ間の交渉を残すのみと見られ、リーグ首位のスポルティングがこのタイミングでの現場トップの引き抜きに、どのような条件を提示するのか。その詰めの交渉であり、駆け引きが行われている。

 スポルティングと言えば、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF守田英正の所属先である。テン・ハフ監督がアヤックス時代にともに戦ったアントニー、アンドレ・オナナを獲得したように、やはり指揮官交代となれば、重宝してきた教え子を迎え入れて、チーム作りを推進させるのも一つの方法になる。

 アモリム監督が記者会見で守田について、「指導者であれば、誰でもモリタを教えるべきだ。いつでも仲間を助け、礼儀正しく、あらゆるポジションでプレーできる」と絶賛したことで知られる。ある意味、アモリム体制の『頭脳』だったと言って過言ではない。

 もしも「マンチェスター・ユナイテッド守田英正」が誕生するならば――。

 一つネックになるのが29歳という年齢か。スポルティングとは2026年まで複数年契約を結んでいて、移籍金も少なからず発生する。

 とはいえ、遠藤航がリバプールFCに移籍した時のように、むしろ、そうした年齢も加味し、比較的“安価”で獲得できる点は、ユナイテッドにとってのメリットに挙げられるかもしれない。

 もちろん、守田にポジションが約束されるわけではない。その競争の中に加わるプラスも大きいが、リスクも伴う。近年はマンチェスター・ユナイテッドでプレーし、より輝きを放った選手がごく限られているのも気になるところだ。もちろん、だらこそ救世主になれるチャンスでもあるとも言えるのだが。

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 しかも、リーグ14位と低迷するなか、アモリム体制が発足すれば、まず守備のテコ入れに軸足が置かれそうだ。となるとチーム状況によっては、冬の移籍マーケットで、守田がイングランドに渡る。その可能性は決してゼロではないと言えるだろう。

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