日本代表MF守田英正がサンタ・クララから懲戒。スポルティングからの移籍オファーとクラブへの不満を語る
守田英正。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「メディアへの発言権限など基本ルールが守られていなかった」
ポルトガル1部リーグのSDサンタ・クララは4月6日、『ア・ボーラ』で移籍に関するインタビュー記事が掲載された日本代表MF守田英正について、クラブ内のルールが守られていない発言が掲載されたとして懲戒の対象となっているとクラブ公式サイトで発表した。
このほど『レコード』の報道で、守田獲得に向けて、ポルトガルの名門スポルティングCPがオファーを出していると報じた。すると『ア・ボーラ』が守田に取材。日本代表ボランチは「私はスポルティングから興味を持たれていることを認識しています。私のキャリアには新たな挑戦が必要です。また、この件について、サンタ・クララにも知らせています。スポルティングへの移籍は人生のチャンスです」と移籍への思いとともに、サンタ・クララの対応への不満を口にしていた。
サンタ・クララは今回の声明で、「メディアへの発言権限など基本ルールが守られていなかった」として、オファーの事実やクラブへの不満などを語った守田が懲戒処分の対象になっていると伝えた。
「私たちは、選手またはその仲介人が、サンタ・クララを尊重することを強く求めています」として、サンタ・クララを構成する一員であるとともに地域の模範的な立場でもあり、まずクラブを最優先に考えるべきであると主張している。
そして守田が移籍に関してサンタ・クララが「閉鎖的」と話している点について、「サンタ・クララは全ての可能な提案を検討しています」と見解を示している。
「あらゆる場面で、特定の問題よりも常にサンタクララを第一に考えています」
「アスリートの利益を考慮しながらも、第一にサンタクララの優れた利益があることを改めて強調します」
そのようにクラブとしてのスタンスを示している。
また、守田は日本代表の活動でケガを負ったため、試合に出場できないコンディションにあることも報告されている。
26歳の守田は今季これまでリーグ22試合・1得点・1アシストを記録。先日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選ラスト2連戦では、オーストラリア戦で先発、ベトナム戦で途中出場している。2021年1月に川崎フロンターレから加入し、2024年6月までサンタ・クララと契約を結んでいる。
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[文:サカノワ編集グループ]