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【スペイン戦 採点・寸評】主導権握り続けた細谷真大を高評価。先発2選手に最低点「1」。サッカー男子: U-23日本代表

【MAN OF THE MATCH】フェルミン・ロペス(スペイン代表)

交代選手は変化をもたらせず、いずれも及第点以下。

[パリ五輪 男子サッカー 準々決勝] 日本代表 0–3 スペイン代表/2024年8月2日24:00(現地17:00)/スタッド・ドゥ・リヨン

 パリ・オリンピックの男子サッカー準々決勝、パリ五輪日本代表(U-23日本代表)は0-3でスペイン代表に敗れて、ベスト8で戦いを追えた。大会唯一オーバーエイジなしで臨んだ日本だが、初のグループステージ3連勝を果たしたが、目標だった56年ぶりのメダル獲得はならなかった。

 この試合の選手採点・寸評をまとめた。【マン・オブ・ザ・マッチ】は2ゴールのスペイン代表MFフェルミン・ロペス。

◎採点の見方
ポジション
背番号 選手名 採点
寸評
※通信簿にちなみ5段階評価で採点。
「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上

【先発メンバー】
GK
1 小久保玲央ブライアン 2
強烈ミドル2発を決められ、セットプレーからトドメの一撃。シュートには反応できていただけにパワー面が世界一になるための課題に。

DF
4 関根大輝 2
球際にいけないディレイの守備が続いた。フェルミン・ロペスのミドル砲も、どちらかに詰められれば……。

5 木村誠二 2
ラインを下げて対応し劣勢を招いた。 

15 高井幸大 3
バーを叩く強烈ヘッド。試合ごとに進化を遂げた。

16 大畑歩夢 2
高くポジションを取ると相手は困っていたが、途中から主導権を握られ、押し込まれる。クロス対応でも後手に。

MF
8 藤田譲瑠チマ 2
細谷の幻のゴールをアシスト。序盤からの攻防で疲弊し、後半途中から位置取りの段階で劣勢に回り、良いポジションでパスを受けられなくなった。

7 山本理仁 1(▼83分)
先制点のシーンは球際へ行けず。自身がより輝くためには、味方のためにもっと汗をかきたい。

14 三戸舜介 2(▼75分)
日本の最初のシュートを放ち、惜しいシーンを作り出す。だがボール逸から失点。奮闘はしていたが周囲との連動性は低く、そのあたりはチーム全体として、スペインとの差を突き付けられた。

FW
10 斉藤光毅 1(▼67分)
最初の仕掛けで止められると、大畑との距離が開きパスがなかなか入らなかったこともあるが、そのあと沈黙。ドリブルでいかに自分を見せるか、のみならず、この日明らかにゾーンに入っていた細谷をどう生かすか――など対応力や余裕もほしかった。

11 細谷真大 4
CB陣を上回り、最前線で主導権を握り続けた。チームとして、もっとこの今大会一番乗っていたエースを生かしたかった。やはりCFが機能&躍動すると、試合は引き締まる。

20 山田楓喜 2 (▼HT)
左サイドで劣勢を強いられたなか突破口になる。しかし崩し切る機会は限られた。

【交代出場】
FW
9 藤尾翔太 2(△HT)
前線にパワーをもたらした。ただ試合の中で、細谷との関係性を構築できなかった。スペインがさせてくれなかった。

MF
18 佐藤恵允 2(△67分)
頑張りは伝わるものの、プレスへ単騎で行って、そのスペースを使われるなど、流れを遮断してしまった。

MF
19 植中朝日 – (△75分)
もちろんゴールを期待されての投入だった。ただポジションや役割がやや曖昧で、前線を活性化できなかった。

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MF
13 荒木遼太郎 -(△83分)
セットプレーのキッカーを担ったが、流れは変えられず。やはりコンビを組んできた“相棒”松木玖生がいないと、輝き切れなかった。

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