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【コスタリカ戦│採点】南野ら前線全員高評価、MOMは日本の「6番」に

【マン・オブ・ザ・マッチ=MOM】遠藤 航(日本)

2、3点目をもたらした遠藤航は、守備面での貢献度も高かった。

[キリンチャレンジカップ] 日本 3-0 コスタリカ/2018年9月11日/パナソニックスタジアム吹田

【選手採点│寸評】
※5段階評価。5が最高で、1が最低。0.5点刻み。
採点対象は原則、出場20分以上。

※採点の見方
ポジション 
背番号 選手名 採点

GK
12 東口順昭 4
枠内シュート4本(総シュート6本)、キャッチ2本、クリア1本。背中から届くサポーターの声を力に変えて完封に導く。

DF 
4 佐々木翔 3 (▼78分)
持ち味であるセットプレーからの混戦に競り勝ち、先制点(記録はオウンゴール)をもたらす。ただ守備面では背後を突かれる場面が散見。4バックでの課題も見えた。

20 槙野智章 4
12分のシュートブロックは1ゴール分の価値があった。自身よりも大きな相手に空中戦でも球際でも上回った。

19 三浦弦太 3
ポジショニングが良く、槙野をはじめ選手たちを卒なくフォロー。フィードの精度も高かった。

3 室屋 成 3 (▼82分)
後半に入り、思い切った攻撃参加を何度か披露。もっとゴールに向かうような仕掛けも見せたかったか。

MF
10 中島翔哉 4
(▼75分)
サイドでボールを持てばまず仕掛ける姿勢を貫き、攻撃のリズムをもたらした。コーナーキックから先制点(オウンゴール)につなげ、さらにタメを作って2点目の起点にもなった。 

6 遠藤 航 4.5 【MAN OF THE MATCH】
勝負どころを見逃さず攻め上がり、南野の2点目のゴールをアシスト。伊東の3点目の起点のパスも放った。加えて守備面でも球際で強さを発揮し、シュートブロックなど身を挺してゴールを守った。前線4人の自由なプレーを支えていたのも、ボランチの二人がいたからこそ。勝利に貢献したという点で評価し、森保ジャパンの初陣のMOMに選出。

17 青山敏弘 4 (▼88分)
効果的な縦パスで攻撃のリズムを作り出す。日本のピンチが少なかったのは、彼がしっかり危険なエリアを埋めていたからだ。

21 堂安 律 3.5 (▼85分)
2本の決定機を逃してしまったことを本人は悔やんでいたが、常に主導権を握って日本の攻撃を活性化させた。

FW
8 南野拓実 4.5
守備時は小林との2トップの形になりハードワークを惜しまず、90分間プレッシングを貫いた。前線は初めての組み合わせとあって連係が噛み合わずにいたなか、勝負どころを見逃さず技ありの2点目を決めた。遠藤とともにこの試合の最高点に。

13 小林 悠 3.5 (▼68分)
シュート1本に終わったものの、囮(おとり)になったり、サイドのスペースを突いたりと、アタッカーの特長を引き出しながら、自らも生きようとした。彼がいることで若きタレントたちの個性が一段と輝いた。

▽交代選手
FW
11 浅野拓磨 3 (△68分)
一気にトップスピードに持ち込み、ペナルティエリア内に仕掛けていった。相手を引き寄せてパスを放ち、3点目の伊東のゴールをもたらした。
 
MF
18 天野 純 ―(△75分)
セットプレーを担当し、三浦へのFKなど質の高い配球から惜しいチャンスも作り出す。短時間の出場ながら、その左足が日本の武器になる”予感”を十分に漂わせた。
 
DF
5 車屋紳太郎 ― (△78分)
左サイドバックに入り、攻撃参加はあまり見せられなかったものの、しっかり無失点に抑えた。

MF
16 守田英正 ― (△82分)
「締めてこい」と森保監督から指示を受けて右サイドバックに投入されると、正確にパスを散らし、球際でも当たり負けず。守備のポリバレントとしての能力の高さを示した。
 
MF
7 伊東純也 3.5(△85分)
90+3分、得意の形に持ち込んで、柏での練習から徹底的に取り組んできた左足のシュートを突き刺した。切り札として、一つ結果を残した。
 
MF
15 三竿健斗 ― (△88分)
最後のカードでボランチのポジションに入り、与えられた任務をしっかり遂行した。

取材・文:塚越始
text by Hajime TSUKAKOSWHI

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