WBC白熱の展開!サッカーの日韓戦は? 最近は日本代表が3-0快勝、過去対戦戦績は…。クリンスマン新体制との対決は来年1月のアジア杯で実現か
韓国を3-0で下して東アジアE-1選手権を制した日本代表。(C)JFA
フルメンバーでの対戦はなかなか実現せず、今後は欧州での開催もあり得る。
ワールドベースボールクラシック(WBC)の第2戦、東京ドームでの日本(侍ジャパン)対韓国戦はラーズ・ヌートバー、吉田正尚のタイムリーなど飛び出し1点を争う白熱の好ゲームになっている。
ここで、サッカーの日韓戦について、ちょっと振り返りたい。
最近の対戦は昨年7月24日に愛知県・豊田スタジアムで行われた、東アジアE-1選手権の第3戦だった。
2連勝同士で迎えた事実上の決勝戦、日本が相馬勇紀の1得点・1アシスト、町野修斗の大会3点目、そして佐々木翔の一撃で3-0の快勝! 日本が4大会ぶり2度目の優勝を果たしている。
この試合はそれぞれ国内組の構成に。相馬、町野はこの大会での活躍が森保一監督に認められて、その後のカタール・ワールドカップ(W杯)での日本代表入りにつなげた。一方、宮市亮が右ヒザ前十字靱帯断裂で全治約8か月の重傷を負ってしまった。
欧州組を含めたメンバー構成では、2021年3月25日の日産スタジアムでの対戦が直近になる。ここでも日本が山根視来のインナーラップからの一撃を皮切りに、鎌田大地、遠藤航と決めて3-0で勝利を収めている。
ただし韓国はエースのソン・フンミンが所属のトッテナム・ホットスパーFCでの負傷により、またファン・ヒチャンが当時所属していたRBライプツィヒのあるザクセン州のコロナ対策を受けて欠場している。
しばらくの間、フルメンバーでの対決はなかなか実現できずにいる。
【PHOTO ギャラリー】町野修斗、相馬勇紀、佐々木翔、西村拓真…(7枚)
国際Aマッチでの通算成績は、日本の16勝23分42敗。
初対戦は1954年3月7日の明治神宮外苑競技場でのウルグアイW杯アジア最終予選(●1-5)だった。
ただ2010年のアルベルト・ザッケローニ体制以降は、日本が5(1PK含む)勝2分2敗と大きく勝ち越している。
いずれもベスト16に進出したカタールW杯を経て、日本は森保監督が続投、そして韓国は元ドイツ・アメリカ代表指揮官であるドイツ人のユルゲン・クリンスマン監督の就任が決まった。
来年1月のカタール・アジアカップで対戦が実現するか。そしてそろそろ、ワールドW杯最終予選での真剣勝負も見てみたいところだが――。