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RBザルツブルク川村拓夢がバイエルン・ミュンヘン相手に爪痕。新春の親善試合で

RBザルツブルクの川村拓夢がバイエルンのラファエル・ゲレイロと競り合う。(C)Midori Ikenouchi

試合はバイエルン6-0勝利。オリーズ2ゴール! ミュラーやキミッヒ、18歳の有望株も決める。

[新春親善試合]レッドブル・ザルツブルグ 0-6 バイエルン・ミュンヘン/2025年1月7日 (現地6日)/レッドブル・アレーナ

 バイエルン・ミュンヘンは短いクリスマス休暇を経て、1月2日からゼーブナーシュトラーセで練習を再開させた。

 昨年はDFBカップを早くも落としたバイエルンだが、ブンデスリーガ2シーズンぶりの優勝とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出に向けて、新年早々から精力的にトレーニングに励んだ。

 そして1月6日には隣国オーストリア、RBザルツブルグとレッドブル・アレーナで親善試合を行った。バイエルンのスポーツダイレクターであるクリストフ・フロイントの前職がザルツブルグのチームマネジャーとスポーツコーディネーターとあって、その縁で叶った試合だったようだ。ミュンヘンからザルツブルグは国境を超えるとはいえ、140キロほどの距離で数多くのバイエルンファンが応援に駆け付けた。

 試合開始から両チームともに前のめりに攻撃を続けると、バイエルンが地力の差を見せていく。10分にエリック・ダイアーが”今年初ゴール”を決める。

 25分にはトーマス・ ミュラー、29分にはミカエル・オリーズが決めて、前半を3-0で折り返す。後半は両チームともに大きくメンバーを入れ替える。

 49分にはオリーズが2点目を奪取。56分にはヨシュカ・キミッヒが約25メートルのミドルを決め、大きくガッツポーズを作り喜びを表す。さらに77分にはバイエルンセカンドチームから昇格した弱冠18歳のジョナサン・アスプ・イェンセンがラファエル・ゲレイロのアシストを受けて、チーム6点目を決める。

 親善試合とはいえ、バイエルンでの初ゴールに先輩たちからたくさんの称賛を得ていた。

 また昨年約3か月以上にわたってケガで離脱し、12月にデビューしたRBザルツブルクの川村拓夢(Takumu KAWAMURA)がベンチスタートから後半にピッチに登場。ゴールには結び付かなかったものの、アグレシブな動きでしっかり爪痕を残したのは印象的だった。

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 バイエルンは敵地に乗り込みながら6ゴールを奪取。とても幸先のよい新年のスタートを切った。2025年最初の公式戦は現地1月11日(日本時間12日2:30~)、ブンデスリーガ16節、サッカー日本代表DF板倉滉の所属するボルシア・メンヘングラッドバッハ戦だ。

photo and text by Midori Ikenouchi