世紀の大波乱! プレミア首位リバプールが2部最下位プリマスに敗れる。FAカップ、遠藤航フル出場も…
FAカップのプリマス戦、リバプールはジョー・ゴメスの負傷交代が分水嶺に…遠藤航も心配そうに見守る。(Photo by Dan Mullan/Getty Images)
ジョー・ゴメスが早々に負傷、スロット監督の采配が完全裏目。
[FAカップ 4回戦] プリマス 1-0 リバプール/2025年2月10日(現地9日)/ホーム・パーク
世紀の大波乱に――。イングランドのFAカップ4回戦、プレミアリーグ首位のリバプールFCが2部(チャンピオンシップ)最下位24位と低迷するプリマス・アーガイルFCに0-1で敗れて、大会から姿を消した。日本代表の遠藤航(Wataru ENDO)はアンカーで先発し、途中からセンターバックに回ってフル出場したが、期待されたビルドアップ面で攻撃の優位性を引き出せなかった。
遠藤は4-3-3のアンカーで出場。しかし開始早々にCBで起用されたジョー・ゴメスが筋肉系の負傷で交代に。アルネ・スロット監督はセカンドチームでプレーする20歳のアイザック・マバヤを中盤に投入。遠藤が最終ラインのセンターに回った。
だが、この采配が完全に裏目に出てしまう。
ほぼ初めて組むメンバーのリバプールは一向に機能せず。一方、ホームスタジアムでプレーするプリマスはあえてロングボールを多用しながら、次第にゴールへ迫る。
そして53分、ついにプリマスがハンドのファウルからPKを獲得。このキックをライアン・ハーディが決めて、先制に成功した。
追う展開になったレッズはダルウィン・ヌニェスらを投入し、本気モードになる。それでもこの日のプリマスは最後まで心のこもった守備を見せ続ける。
遠藤は相手の決定機を間一髪のヘッダーで防ぐなど、ディフェンスでは存在感を示した。ただ、前線の選手たちが優位なポジションでボールを受けられる形には、なかなか持ち込めなかった。
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過去最強と謳われたリバプールだが、まさかここで1冠を失った。このあと日本時間2月13日4時30分から、延期されていたエヴァートンFCとのプレミアリーグでのアウェーゲームに臨む。