「スターガール!」19歳のなでしこがドイツを震撼させる。バイエルン谷川萌々子、衝撃3人抜きアシスト&鮮烈ミドル弾
谷川萌々子 写真:早草紀子(C)Noriko HAYAKUSA
DFB杯フランクフルト戦で途中出場から1得点・1アシスト。
ドイツのバイエルン・ミュンヘン女子に所属するサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)FW谷川萌々子(Momoko TANIKAWA)が日本時間2月13日に行なわれたDFBカップ準々決勝のアイントラハト・フランクフルト女子戦、1-1で迎えた延長前半に度肝を抜くドリブル3人抜きから逆転弾をアシストし、さらに3-1で迎えた104分には左足で鮮烈のミドル弾を叩き込み、その映像が大きな反響を呼んでいる。
なでしこジャパンの一員としてパリ五輪日本代表のブラジル代表戦でもインパクトの残るゴールを決めている19歳の谷川はこの日、0-1とリードされた85分から投入。チームは土壇場の90分で同点に追い付いて後半に突入する。
そして疲労の見えたフランクフルトに対し、93分、コーナーキックの跳ね返りを拾った谷川が左サイドをえぐってドリブルで守備陣を一網打尽。3人を抜き去って完全に攻略し、マイナスのパスからグロディス・ペルラ・ヴィゴスドッティルの逆転ゴールをアシストした。
さらに1点を追加したあとの104分、中央で切れ込み切り返しから左足でミドル弾を放ち、クロスバーを叩きながらゴールをもたらした。
SNSのエックスでは「これは彼女のシュートエリアだ」「彼女は世界最高の選手と認められるだろう」など話題に。チームメイトのオーストリア女子代表サラ・ザドラジルは試合後、自身のアカウント(@SarahZadrazil)で「バイエルンファンにとって素敵な夜に(トップチームもCLプレーオフ第1戦でセルティックに勝利)。スターガール」と、谷川のプレー動画とともに伝えている。
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負傷などの影響もありなかなか長い時間のプレーができずにいる谷川だが、女子サッカー界の希望の星になるのは間違いない。なでしこジャパンではニルス・ニールセン新監督のもと、新たなエースとしても期待される。