ベビーカーの親子など約30人襲撃、ミュンヘンで車がデモ中の団体に突っ込む。FCバイエルン声明発表
ミュンヘンの事故現場 (Photo by Johannes Simon/Getty Images)
地元警察はアフガニスタン出身の亡命希望だった24歳男性を逮捕。
ドイツ・ミュンヘンの中央駅から近いマックスヴォルシュタット地区で2月13日、24歳のアフガニスタン出身の男の運転していた乗用車が労働改善を求めてデモ活動を行っていた団体に突っ込み約30人が病院に搬送されるという襲撃事件が起きた。
『tz』によると、ドイツのサービス産業に従事する労働組合「ヴェルディ」が待遇の是正を求め、約1500人による大規模なデモを行っていた。すると10時30分頃、その隊列に乗用車のミニが突っ込んだ。多くが親子連れだったそうで、事件を起こした車の近くにはベビーカーも横たわっている。
約30人が病院に搬送され、子供二人など重傷者もいるということだ。
警戒にあたっていた警察がすぐに犯人を逮捕。運転をしていたのはアフガニスタン出身の亡命希望という24歳の男性だった。この事件を起こした意図は不明だ。
すると、サッカー日本代表DF伊藤洋輝の所属するFCバイエルン・ミュンヘンはすぐに公式エックスで、次のように声明を発表した。
「ミュンヘンに衝撃 揺れるFCバイエルン
FCバイエルンはミュンヘン中心部で発生した集会中の群衆に車が突っ込み、子供を含む多くの方が負傷に遭った事件について知り、とてもショックを受けています。
被害に遭われた方々とそのご家族に心よりお見舞いを申し上げます。
ヘルベルト・ヘイナー会長『ミュンヘンは私たちのホームタウンであり、その私たちの街が大きなショックに見舞われました。FCバイエルン・ファミリーは、被害に遭われた方々とご家族に心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い回復と、これ以上被害者が増えないことを心から願っています」