【ACL】アジアの理不尽、神戸が3位→5位転落? AFC公式サイトは山東泰山の全記録抹消
神戸は山東泰山に、宮代大聖、酒井高徳のゴールにより2-1で勝利を収めていたが…。(C)2025 Asian Football Confederation (AFC)
韓国の光州に“逆転”されてラウンド16で対戦へ。試合数の多かった上海海港が浦項を抜きベスト8入り!?
アジアサッカー連盟(AFC)は2月19日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLエリート)に出場していた中国1部山東泰山FCが、同日に韓国で開催予定だった東地区リーグステージ(LS)8節の蔚山現代FC戦に「出場する意思がない」と急きょ試合をキャンセルしたと発表。AFCは大会規則に則り、山東泰山がACLエリートの大会そのものから「撤退した」とみなした。
横浜F・マリノスは同日、アウェーで上海海港に2-0の勝利。宮市亮を右サイドバックで起用する攻撃的布陣で結果を残し、LSを首位で通過した。
一方、ヴィッセル神戸は本来LS3位で突破を決めていた。上位4位以内に入ると、ラウンド16では東地区の下位5位~8位と対戦し、第2戦をホームで戦えるシード権とも言えるアドバンテージを得られた。
ところがACLの大会規定により、「撤退」した山東泰山の全ての記録が無効になる可能性が浮上。AFC公式サイトのACLエリートのLSの順位表は、すでに山東泰山の記録が全て抹消されている。
同国同士の対戦のない中国勢は8試合をこなし、神戸、川崎フロンターレ、横浜FMなどは山東泰山との1試合の記録が減り計7試合しか消化していないことに。試合数の多かった上海申花が7位、上海海港が8位に食い込むことになる。
このままだと神戸は3位から5位に後退し、ラウンド16では4位のKリーグ光州FCとホーム→アウェーで戦うことになる。
また、1位の横浜FMが上海海港、2位の川崎フロンターレが上海申花と組まれる。
そもそも本来9位で終えていた韓国Kリーグの浦項スティーラースが10位だった上海海港に逆転されて、上海海港が8位でLS突破を果たすという理不尽も発生している。
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アジアの理不尽により、神戸が最も割を食うことになるか。AFCのこの件に関する最終的な決定がまず待たれる。