「何人か重篤…」山東泰山が理由説明、蔚山戦”ドタキャン”でACL撤退決定。今後AFCから重い処分も

今日の試合結果によっては、ラウンド16で日本勢と対戦する可能性が高かったが…。

　アジアサッカー連盟（AFC）は2月19日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート（ACLエリート）に出場していた中国1部山東泰山FCが、同日韓国で開催予定だったリーグステージ8節の蔚山現代FC戦に「出場する意思がない」ため、リーグ敗退が決まったと発表した。

　AFCは同大会の大会規則に則り、山東泰山が「試合に出場する意思がないことを確認」したことから、ACLエリートの大会そのものから「撤退した」とみなした。今後AFCの各委員会などから処分が下される予定。まさかの当日ドタキャンとあって、重い処罰が下されそうだ。

　また山東泰山はクラブ公式サイトで、今回の決定について「チームのメンバーの何人かが重篤な体調不良に陥った。そのため、メディカルチームによる検査の結果、AFCチャンピオンズリーグ・エリートのリーグ8戦の蔚山現代戦に出場するチーム編成ができなくなった」と説明している。

　また、「私たちはこの件を深く後悔し、AFC、蔚山HDフットボールクラブ、ファン、そして社会のあらゆる分野の方々に深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

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　山東泰山は現在LS8位。この日の試合結果によって、ベスト16進出を確定できた。その場合、すでに4位以内でのラウンド16進出を決めている日本勢の川崎フロンターレ、ヴィッセル神戸、横浜F・マリノスと対戦する可能性が高かった。