「出来すぎ」衝撃の4ゴール、J3天王山は琉球が鹿児島を粉砕
鹿児島戦で無失点勝利を収めた琉球のパク・イルギュ。写真:早草紀子写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
沖縄初のJ2昇格へ大きく前進。富所が圧巻の大活躍、鹿児島は3位に順位を落とす。
[J3 24節] 琉球 4-0 鹿児島/2018年9月22日/タピスタ
J2昇格を争う首位・FC琉球と2位・鹿児島ユナイテッドの「J3天王山」は、まさかの4-0の大差で、ホームチームの琉球が快勝を収めた。
立ち上がりからホームチームの琉球が縦横に正確なパスをつないで主導権を握り、次第に攻撃のテンポを上げる。迎えた44分に波状攻撃から最後は富所悠が右足を振りぬいて先制に成功。さらに50分、富所のFKに中川風希がヘッドで合わせて追加点を奪う。
終盤に入っても何度かピンチはあったものの、逆に精度の高いカウンターを発動。83分に富樫佑太が試合を決定付ける一撃を奪取。そして90+4分に直接FKから富所悠が鮮やかな4点目を叩き込んだ。
一方、鹿児島は得失点差で3位転落を阻止するためにもゴールを奪いにいった。しかし、これまでアウェーでの総失点5と固い守備を誇っていたが、まさかの1試合での4失点。しかも無得点に終わってしまった。
全ゴールに絡んだ富所は「大事な試合で、出来すぎの結果です。1点目はしっかり足を振り切れた。2点目は得意なコースでした。まだ9試合あるので、まだまだ続けていければと思います」と勝利を喜びつつも、気を引き締めた。
琉球がJ2昇格へ大きく前進する1勝。一方、アスルクラロ沼津に抜かれて3位に後退した鹿児島はいくつかの課題を突き付けられる一戦となった。
文:サカノワ編集グループ