【鹿島】鈴木優磨が語った理想形。速攻+ポゼッション「使い分けられれば、もっと脅威になる」
鈴木優磨。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
ライン間でパスを引き出し優位性を見出す形も、「少しずつトライして良くなっていくと思います」。
[J1 4節] 鹿島 2-0 FC東京/2025年3月1日14:03/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ4節、鹿島アントラーズがFC東京に2-0の勝利を収め、リーグ3連勝を収めて、全試合を終え4位となった。
微妙な判定でオフサイド判定で植田直通のゴールが取り消されたものの、鹿島はさらに攻撃の手を緩めず、森重真人のファウルでPKを獲得。鈴木優磨が正面上部にシュートを沈めて、待望の先制点をもたらした。さらにアディショナルタイムに師岡柊生に嬉しい今季初得点も生まれ、2-0と引き締まった勝利を収めた。
鈴木は試合後、メディアの取材を受けるなかで、ポゼッションへのこだわり以上に勝負をより重視するようになったのかという問いに、「捨てたわけではない。使い分けということです」と言い、模索して勝ちながら、鬼木達監督とともに理想も追求していきたいという想いを語った。
「使い分けということ。 まだまだですけど、少しずつ良くなっていると思います。使い分けられれば、もっと脅威になると思います。今できること、できないことを試合のなかで、ちょっとずつ試しながらやっている感じです。すぐ大きくは変わらないから。少しずつ、少しずつ、良くなっていると思います」
最短でゴールを奪えれば、それがサッカーの理想でもある。その選択肢を含めない、ということでは支離滅裂になってしまう。
「例えば背後が空いているのにパスを出さないとか、そういうところがあったので、まず相手の背後を見てから、というところ。空いたら、そこからやろうと。そこが逆になると良くないので、意識してやっています」
一方で、ライン間でボールを引き出して優位性を生み出していく。その戦い方も極めていきたいという。
「今日は、もっともっと間で受けて、下(GKや最終ライン)から行けたかなと思いますけど、勝てて良かったです。鹿島らしさは、鬼さんも残そうと思っていますし、そこに加えて、鬼さんが求めていることを追い求めていかないといけない。そこに対してはまだまだだと思うので、少しずつトライして良くなっていくと思います」
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鈴木はこれでリーグ4試合・3点目。鹿島は3月8日、首位に立った柏レイソルとのアウェーでの注目の上位対決に臨む!