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【鹿島】植田直通「絶対に勝ちに持って行く。そこの気持ちは変わった」。今週末の柏戦、絶好調の垣田裕暉と対決へ

鹿島の植田直通。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「昨年の悔しさがある。『負けてはいない……』というところで、自分たちは満足してしまったのかなと」

[J1 5節] 柏 – 鹿島/2025年3月8日16:00/三協フロンテア柏スタジアム

 J1リーグ5節、鹿島アントラーズは首位に立った柏レイソルとのアウェーゲームに臨む。好調同士による序盤戦の注目カードの一つだ。

 植田直通は直近のFC東京戦、センターバックとして2-0の無失点勝利&ホーム25試合連続無敗を支えた。最終ラインに立つファイターは試合後、「引き分けではないけない」と勝利を希求するメンタリティがチーム全体から感じられると語っていた。

「(アルビレックス新潟戦/〇2-1でも?)いつもなら引き分けていたかもしれない試合でしたが、全員が引き分けじゃいけないと思っています。今年は勝ちに持って行く、そしてリーグを獲るということです。そういう気持ちを序盤から見せていくことが大事かな、と」

 鹿島は、そんなに成績も悪くはない。しかし決して良いとは言えない。そんな状態がここ数年続いた。

「昨年の悔しさもありますし、それがあるからこそ今年の戦いに生かしていけると思います。やっぱり『負けてはいない……』というところで、自分たちは満足してしまったのかなと。自分も含めてですけど。そこで満足せず勝ちに持って行く考えがみんなにあると思います」

「新潟戦も難しかったけれど、絶対に勝ちに持って行く。考え方次第で攻撃の仕方も変わってきますし、押し込み方も変わってくるので、その気持ちは変わったと思います」

 今週末に対戦する柏では、昨季途中まで鹿島でプレーした垣田裕暉が細谷真大からCFのレギュラーポジションを掴んで活躍している。直近の浦和レッズ戦でも持ち味を生かすダイビングヘッド弾を叩き込んだ。

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 リカルド・ロドリゲス監督のもと、徳島ヴォルティス時代にブレイクもしている。好調なストライカーをどのように止めるか。植田にとっても、楽しみな対決になる。