1ゴール・1アシスト 大迫勇也が吠えた!「やるべきことをやり続け、それで点が取れなければ仕方ないと、本当に割り切ってできた」ACLE 神戸が光州に先勝
神戸の大迫勇也。(C)2025 Asian Football Confederation (AFC)
井手遥也、2ゴールをもたらす圧巻の活躍ぶり。
[ACLエリート ラウンド16 第1戦] 神戸 2-0 光州/2025年3月5日/ノエビアスタジアム神戸
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートのラウンド16第1戦(ファーストレグ)、ヴィッセル神戸(J1)が大迫勇也の1ゴール・1アシスト、井手遥也の1得点など2ゴールに絡む活躍により、光州FC(Kリーグ)に2-0で先勝した。第2戦は3月12日、アウェーの光州で開催される。
リーグステージは3位フィニッシュのはずだったが山東泰山の突然の最終戦ドタキャンによる大会撤退で、これまで同チームと対戦していた成績・結果は全てノーカウントに。勝点3減った神戸はリーグステージ「5位」になり、第2戦をアウェーで戦うという理不尽を余儀なくされた。
しかし、これもまたアジアの戦い。むしろ第1戦をホームで戦えることをプラスに捉え、神戸は立ち上がりから試合を支配していった。そして20分、井手のシュートがバーに当たると、その跳ね返りを大迫がヘッドで沈めて先制。ストライカーの嗅覚が発揮された一撃だった。
さらに29分には大迫の右クロスを、井手が合わせて2点目。リードを広げた。大迫は1得点・1アシスト、井手も自身の1点など両ゴールに絡む活躍を見せた。
そのあとも攻め続けた神戸だが、広瀬陸斗のクロスの選択が強引でいずれも周囲と合わないなど、あと一歩噛み合わず。それでも試合の主導権を握ったまま、2-0で勝利を収めた。
大迫は試合後のDAZNのフラッシュインタビューで、「ケガ人が多いなかでもチーム全体が機能し、価値ある勝利だったと思います」と頷き、得点シーンを振り返った。
「(先制点は)上手く反応できましたし、落ち着いてGKの逆に決められました。本当にいいゴールだったと思います。(2点目は)チームとして意識していましたし、本当に狙った通り。素晴らしいゴールを井手が決めてくれました」
神戸のスタイルを徹底すれば勝てる。その信念を貫いての勝利だった。
「やるべきことをやり続けて、それで点が取れなければ仕方ないと本当に割り切ってできたと思います。(第2戦に向けて)変わらず僕らがやるべきことをしっかりと、という意識で臨めれば勝利はついてくると思います。それをやるだけです。チーム全体として意識したいです」
韓国勢は自国では、全く異なる顔を見せるチームも多い。そのあたりは少なからず警戒したいところ。ただ神戸にとって、自信を得られる大きな1勝となったのは間違いない。
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光州ワールドカップ競技場での第2戦は、3月12日19時から行われる。勝てば西地区のチームも加わるベスト8によるファイナルステージに進む。準々決勝から決勝までサウジアラビアでの集中開催となる。