クリスチアーノ・ロナウド首を捻る。川崎が伊藤達哉のボレー、大関友翔の渾身弾でアル・ナスルからリード。ACLエリート準決勝
アル・ナスルのクリスチアーノ・ロナウド。(C) 2025 Asian Football Confederation (AFC)
マネのカットインからの一撃で、一度は追い付かれたが…。
[ACLE 準決勝] アル・ナスル – 川崎/2025年5月1日1:30(現地4月30日)/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリート準決勝、川崎フロンターレ(J1リーグ)対 アル・ナスル(サウジアラビア1部)、川崎が伊藤達哉のボレーで先制に成功。そのあとサディオ・マネに同点弾を決められたものの、大関友翔の一撃で再びリードに成功した。
新方式になった最初のACLエリート、準々決勝から決勝までサウジアラビアで集中開催(セントラル方式)で行われ、いずれも一回戦の“一発勝負”に。準々決勝で横浜F・マリノスを4-1で下したポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドを擁するアル・ナスル、そしてカタール1部アル・サッドに延長120分の末に勝利を収めた川崎が、ベスト4で対峙した。
開始早々にGK山口瑠伊がビッグセーブでピンチをしのぐ。アル・ナスルはより前掛かって攻めてくると、川崎は丁寧につないで、マルシーニョを生かしながら背後のスペースを突いていく。
すると10分、川崎は高井幸大のロブパスから、公式戦初先発となった19歳の神田奏真が前線から下りてきて起点になり左サイドへ展開。マルシーニョが仕掛けてクロスを放つと、ルーズボールが宙に浮く。
その落下地点にいた伊藤がインステップに合わせるボレーを放つと、ボールはドライブしてゴールネットを揺らした。
2トップの一角で先発したクリスチアーノ・ロナウドは、そこまで全くボールに触れられず。失点の瞬間、悔しさを滲ませた。
そのあとは川崎が自陣でセットしながら守備を固めて、カウンターを狙う構図に。アル・ナスルはハイプレスから前線の力でゴールをねじ伏せようとしている。
すると徐々にラインを下げる川崎に対し、マネがゴール前でカットイン。得意の形に持ち込んでシュートを放つと、ディフレクションを起こしてゴールネットを揺らした。
さらにロナウドがクロスバーを叩くヘディング弾を放つなど、ジワジワと“ホーム”のアル・ナスルが攻撃の手を強めている。
ただし守備の脆いアル・ナスルは、センターバックのアリ・アラジャミがイエローカードを受ける。
すると41分、カウンターから一度GKベントに止められたが、大関が押し込んで、再び川崎が2-1とリードに成功した。
試合は2-1と川崎がリードして折り返している。
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アル・サッド戦から中2日、川崎の長谷部茂利監督は大幅なローテーションを敢行。準々決勝でゴールをもたらした家長昭博とエリソン、延長120分を戦い切り決勝点を決めたキャプテンの脇坂泰斗がベンチスタートとなっている。