×

ドイツ代表の新星20歳MFが『キス病』で最悪今季終了まで欠場。バイエルンSDが明かす

バイエルンのタオルマフラー。(C)SAKANOWA

今季ブンデスリーガとCLなど21試合に出場、キミッヒとブンデスリーガ最強のボランチを形成しつつあったが。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンは3月12日(現地11日)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16、ハリー・ケインとアルフォンソ・デイヴィスのゴールにより、バイエル・レバークーゼンとの第2戦を2-0で制して、2試合トータル5-0で準々決勝進出を決めた。バイエルンのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF伊藤洋輝は1-0でリードした69分から途中出場し、勝利に貢献した。バイエルンはベスト8で、イタリア・セリエAのインテル・ミラノと対戦する。

 CLとブンデスリーガの2冠の可能性を残すバイエルンだが、気になる情報が飛び込んできた。

 ミュンヘンの地元メディア『tz』によると、この試合後に取材に応じたバイエルンのマックス・エベール・スポーツダイレクター(SD)が、現在離脱中であるドイツ代表MFアレクサンダル・パブロビッチが「伝染性単核球症」を患い、その治療中であると明かした。

 今季ブレイクを果たし、ヨシュア・キミッヒと2ボランチを形成してきた20歳の新鋭ミッドフィルダーは、ドイツ代表デビューを果たした昨年も3月と6月にも扁桃炎により参加を辞退していた。

 この「伝染性単核球症」はエプスタイン-バーウイルスにより引き起こされ『キス病』とも呼ばれるという。極度のストレスや疲労によって、のどに痛みや腫れなどが生じるとされ、同メディアは、「医師は少なくとも4週間は休むことを推奨している」としたうえで、パブロヴィッチがしっかり完治させるために「最悪の場合、シーズン終了を迎える可能性もある」と伝えている。

 パブロビッチはセルビアとドイツの国籍を持つ。昨年3月に名古屋グランパスで選手と監督を務めた経験を持つセルビア代表のドラガン・ストイコビッチ監督から代表入りを要請されたが、ミュンヘンで生まれ育って育成組織からトップチームまで昇格を果たしたこともあり、ドイツ代表での戦いを選択している。

関連記事>>【移籍】ハリー・ケインがトッテナム復帰か。バイエルン「107億円」で交渉に応じるスタンス

 ドイツ代表では4試合・1得点を記録。今季ブンデスリーガ15試合・1得点など公式戦21試合・2得点を記録している。