【動画ライブ殺人事件】「危険なプラットフォーム」立花孝志氏がライバーの経験を踏まえ警鐘
立花孝志氏 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
過去にも事件が起こり、「ここで配信することは、かなり注意したほうがいい」。
20代の女性が動画サービスの生配信中に東京都新宿区高田馬場の路上で40代男性の視聴者男性に刺殺された事件を受けて、3月11日、NHKから国民を守る党の党首である立花孝志氏が自身のユーチューブチャンネルで「【ふわっち】女性配信者【最上あい】さんがリスナー【男性】によって殺害されました」と題した動画を公開した。自身もこのサービスの配信者(ライバー)だった経験を踏まえ、この事件の背景などを詳しく解説している。
立花氏は以前、この動画配信サービス「ふわっち」を利用し、ライブ配信をしていた経験があるそうだ。ただし、「危険」も感じるなど、すでに配信はやめているという。
そのサービスについて立花氏は「正直、ここは危ない。危険なプラットフォームだと思います。利用するには、十分な注意が必要だと思います」と警鐘を鳴らす。
スマホのカメラからこの「ふわっち」を介してライブ配信し、複数のリスナー(視聴者)が無料で視聴できる。そのリスナーが配信中にコメント(文字)を送れて、「花火」など「アイテム」を購入し、配信者がそのうち70パーセントほどの利益を受けられるシステムだという。
そのアイテムに対し、ライバーが反応することで両者の結びつきができていく。ただし、あくまでも金銭を介したもの。
しかもライブ配信ということで、その配信者がどこにいるかがすぐ分かる。そのため立花氏は今回の事件について、「彼は一方的な怒りや愛情などを持っていたのではないでしょうか」「歪んだ愛情が今回の殺害につながったのではないかと思われます」と指摘している。また過去にも、このサービスで知り合った人たちの事件が起きていることを報告し、「視聴者は正直やばい。そこで配信することは、かなり注意をしたほうがいいと思います」と伝えている。
決して他人事ではない、というスタンスで立花氏は神妙な面持ちで語る。まず気軽に趣味のように配信を始められるものの、リスクを伴うと強調。生配信に関しての法的な制限の必要性も訴えていた。