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松本人志と伊東純也で異なる点「サッカー選手は公人か」週刊新潮の報道姿勢を立花孝志氏が疑問視

イラン戦に臨んだ日本代表のイレブン。(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

そもそも刑事であれば「推定無罪」が原則にあり、記事にしたのは「ちょっと早すぎるのではないか」。

 カタール・アジアカップ開催中に大打撃を受けたサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)への「週刊新潮」の報道問題だが、元参院議員でユーチューバーである立花孝志氏が2月7日に自身のユーチューブチャンネルを更新し、「【文春砲】第6弾投下!松本人志事件、週刊文春」と題した動画を公開。このなかで、タレントの松本人志さんと伊東純也、それぞれへの週刊誌の性加害報道について語り、週刊新潮によるサッカー選手への報道について、「サッカー選手は公人でしょうか? と思うんです」と疑問を投げ掛けた。

 松本さんはタレントとして、テレビやラジオといった公共の電波を活用して稼いできた。大阪万博アンバサダーとして、国や大阪府の税金によるサポートを受ける立場にもある。

 一方、もちろんプロサッカー選手は、クラブチームが得る放映権からも給与を得ているものの、それが主たる仕事ではなく、サッカーの技術によって人やチームから選択される職業である。だからタレントと異なり、「週刊新潮に対し、対抗言論、弁明ができない立場にある」と、その一方的なやり方を問題視した。

 世の中は「推定無罪(無罪推定)」で、刑事裁判については刑が確定するまでは罪を犯していない人として扱わなければいけないという大原則がある。それだけに今回、警察が告訴状や被害届を受理しただけの段階で記事にしたのは「ちょっと早すぎるのではないか」と指摘した。

 まず最初の報道の基本ラインは、逮捕されたり在宅などでも起訴された場合で、そこで「公にするならば分かるのですが」と立花氏は語った。さらに、こうしたデリケートな件を伝えるのであれば、「しかもサッカー選手は公人とまでは言えないと思います」と、やや常軌を逸しているのではないかと見ていた。

 結果的に弁解の機会すらも得られないままで、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は選手をチームから離脱させる判断を下した。それだけに立花氏は、テレビに登場するタレントとはまた立場が異なるのではないかと持論を述べた。

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 女性側は刑事事件として選手を訴えたものの「推定無罪」の人物を極悪人のようにして伝えた新潮社のスタンスもあり、この動画の中で、立花氏は選手の実名を言わないという配慮をしていた。また週刊新潮は次の号で、この件について続報を出さず。こうした報道の影響もあって日本がアジアカップに敗れた事実などにも触れていない。

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