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ヴィッセル神戸が“アジアの理不尽”に屈しACLエリート敗退。光州戦、延長118分の3失点目で力尽きる

神戸の大迫勇也。(C)2025 Asian Football Confederation (AFC)

ラウンド16 アウェーでの第2戦、アルバニア代表FWヤシル・アサニに2ゴールを決められる。

[ACLエリート ラウンド16] 光州 3(2-0、1EX0)0 神戸/2024年3月12日19:00/光州ワールドカップ競技場 ※2試合トータルスコア、光州が3-2で準々決勝進出

 ヴィッセル神戸がアジアの理不尽に屈した。

 AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートのラウンド16、神戸は光州FCとのアウェーでの第2戦を延長120分の末に0-3で落とし、2試合トータルスコア2-3とされて逆転負けを喫した。

 リーグステージで神戸は全日程を終えた時点で、第2戦をホームで戦えて、下位チームと対戦できる“シード権”と言える3位を確保していた。ところが中国の山東泰山が最終戦をキャンセルし、大会からの離脱を発表。

 大会規定で山東泰山のこれまでの7試合の結果が全て無効になり、神戸が獲得していた勝点3が消えてしまった。神戸など日本や韓国勢が7試合、中国勢は8試合と試合数が揃わないなど理不尽な状況になり、神戸は5位に。光州が4位となり、この第2戦がアウェーゲームになった。

 ホームでの第1戦、神戸が一方的に攻めて2-0で終えた。ただし、あと1点はほしかった……と言える展開だった。

 すると韓国に乗り込んでの一戦、神戸は全体的に動きが重く、逆に襲い掛かる光州の攻撃をもろに受けてしまい2失点――。90分を終えて、2戦トータル2-2に追い付かれ、延長戦に突入。大迫勇也は120分フル出場、途中出場の武藤嘉紀も走り続け、まさに死力を尽くした。しかし118分、アルバニア代表FWヤシル・アサニにこの日2ゴール目を決められ、2-3と逆転された。

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 アジア制覇を目標に掲げた神戸だが、これでACLエリート敗退が決定。まずJ1リーグ3連覇に照準を絞り、夏からは2025-26シーズンのACLエリートに臨む。