【鳥栖】債務超過解消、クラブライセンス剥奪の危機にあった最大の課題をクリア!
サガン鳥栖のエンブレム (C)SAKANOWA
売上高30億円台に戻す。
J2リーグのサガン鳥栖を運営するサガン・ドリームスは4月19日、第21期(2024年2 月1日から2025年1月31日まで)の定時株主総会を開催し、同期の決算が報告された。
鳥栖は前期まで計上していた債務超過約1億5800万円を解消し、純資産がプラス約2800万円となった。これにより、J1リーグ・クラブライセンス剥奪の危機にあった状態から脱した。
クラブライセンスに関わる財務状況は、2020年からのコロナ禍の影響により特例措置が設けられてきた。しかし2024年度から3年連続で赤字のカウントを行うなど、当初の規定に戻しつつある。
債務超過は原則として、禁止されている。一方、2020年度・2021年度決算で債務超過に陥っていたクラブは、2025年度の決算までに債務超過を解消する必要があった。
鳥栖は2020年度(第17期)、7億1500万円の赤字を計上、純資産額マイナス6億9300万円と債務超過に陥った。そこからついにクラブ存続にも関わる状態を乗り越えてみせた。
2024シーズン(2024年度)の売上高は30億5894万5000円(前期24億9760万4000円 )と、30億円台復帰を果たした。これまで2017年度に33億5096万1000円、2018年度にクラブ最高となる42億5781万6000円を計上している。
また当期純利益は18億7040万円(前期12億7603円)。前年比146.58パーセントと大幅に増加した。
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純資産は2839万7000円。前期まで計上したマイナス1億5864万3000円の債務超過を全て解消した。