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【詳報】なぜ!?バルサ来日中止、日本企業の「未納」「詐欺行為」と指摘。神戸運営の楽天にも大ダメージ

FCバルセロナが公式サイトで発表した声明。日本行き中止を決めたと通達しているが…。※FCバルセロナの公式サイトより

損害賠償請求、法的措置へ。

 スペイン1部FCバルセロナの来日中止が、国境を越えて大きな波紋を広げている。日本サッカー界、日本企業……日本の信頼そのものが毀損されかねない事態となっている。

 バルセロナの情報に精通するメディア『スポルト』は7月24日、今回の日本ツアーの共同主催者の一つであるD-DRIVE社から情報を得たとして公開している。

 記事によると、D-DRIVE社は“被害者”であると主張。レアル・ソシエダのスポンサーでもある日本のヤスダグループ社からの提案で、今回、共同の主催者になったという。しかし、試合のために支払われる予定だった代金が予定日まで未納だったそうだ。

 ヤスダグループは韓国に送金していると「偽って主張」していると指摘。加えて「無効である偽造された書類を繰り返し提出してきた」として、また従業員の最終的にお金を送っていないという会話の録音も入手し、「詐欺行為」であると問題視している。

 D-DRIVE社は、ヴィッセル神戸の責任企業である楽天にも「この詐欺行為により、楽天のパブリックイメージも大きなダメージを受けた」と言及。そのうえで「こうした事実を受けて、FCバルセロナは日本での試合をキャンセルするという正しい責任ある決定を下した」と、バルサの判断はやむを得なかったと受け止めている。

 今後「日本企業」に対して、損害賠償請求、法的措置を講ずるとしている。

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 一方、韓国のプロモーターは試合を準備を万全にしている。あとは航空運賃がクリアされれば、韓国へのツアーは実現するという。D-DRIVE社はその成功に全力を注ぐそうだ。