2024-25から、ACLが「3層」大会に移行へ。外国籍選手枠も撤廃。AFC「2009年以来の重要な改革」発表
2017年にACLを制した浦和レッズ。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
外国籍選手枠は来季「5+1枠」、その後“なし”に。
アジアサッカー連盟(AFC)は12月23日に競技委員会を開き、「2009年以来となるAFCアジアチャンピオズリーグの重要な改革」となる案を発表した。2024-25シーズンから、UEFA(欧州サッカー連盟)のカップ戦(チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグ)のように3層方式になる。また2023-24シーズンに「5+1枠」になる外国籍選手枠を、24-25シーズンから撤廃することで合意した。
今回の発表によると、AFCに加盟している76の国・地域のクラブが2024-25シーズンから、現在の2層構造から3層構造で覇権を争うことになる。過去8年間の結果を計算して、各大会への参加チームを割り当てる。
1層(現在のACL): 東西から12 チームずつ計24チームで競う。
2層:32チームが4チームずつ8グループで競う。
3層:20 チームが4チームずつ5グループで競う。
現在の5ゾーン制から東・西ゾーン制に移行。詳細は未定であるが、トップリーグの予備選とプレーオフで敗れたチームが2層リーグ、同様に2層リーグの予備選とプレーオフで敗れたチームが3層リーグに参加できる。「この刷新により、クラブサッカーの総試合数は274試合から287試合に増加する見込み」ということだ。
現在も「AFCカップ」が事実上の2層として開催されてきたが、規定により(レベルの差があるとして)、JリーグやKリーグなどAFCのトップリーグは参加してこなかった。
また、外国籍選手枠について、今年2月に2023-24シーズンは「3+1枠」から「5+1枠(国籍を問わない5選手とAFC 所属の1選手)」に引き上げることを決定。さらに2024-25シーズン以降、外国籍選手枠を撤廃することで合意した。
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