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【神戸】フェルマーレンがイニエスタ不在と失点減について語る「ポテンシャルのある若い選手に期待」

オンラインの取材に応じた神戸のトーマス・フェルマーレン。(C)VISSEL KOBE

昨季59失点からの減少へ「原因は一つではない」。

 J1リーグ ヴィッセル神戸のDFトーマス・フェルマーレンが2月7日、キャンプ地の沖縄でオンラインによる取材に応じて、今シーズンに向けて抱負を語った。

 来日3年目を迎える35歳のベルギー代表センターバックは「これまでいい形で進み、フィジカル的にもすごく練習に励んでいます。ここまでとてもいい感じで来れています」と手応えを得る。そして2021シーズンの課題の一つに、失点数の減少を挙げる。

 昨季の神戸はJ1リーグで59失点。横浜F・マリノスと並んで、リーグワースト4位タイだった(ワーストは清水エスパルスの70失点)。

「失点を減らすことは、今シーズンのテーマ。選手全員が意識していますし、毎日練習で守備のメニューにも取り組んでいます。ゲームのテーマはそれだけではありませんが、失点を減らすことは一つポイントになります。そこに集中してトレーニングに励んでいくと思います。原因は一つではなく、さまざまな要因が重なっていたからです。全体のオーガナイズが課題であり、そこを強化し、よりコンパクトさを求めないといけないと思います」

 そしてキャプテンであり、FCバルセロナでは僚友だった元スペイン代表司令塔のアンドレス・イニエスタが昨年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)で負ったケガにより、開幕から不在となる。チームとしては大黒柱の不在の間、そこを切り抜けて、イニエスタ復帰後に勢いをつける――という理想を思い描く。彼の不在期間について、フェルマーレンは次のように語る。

「彼の能力はご存じの通りで、どんな試合でも違いを見せられる選手です。本当に残念ですし、とはいえ、この状況は変えられません。サッカーにケガはつきものであり、我々が彼のいない部分を埋めないといけません。他にもクオリティの高い選手もいますし、特に若い選手には、そのポジションで活躍できることを期待しています。全員で乗り越えていきたいです」

 開幕から神戸の総力が問われる戦いになる――。

沖縄キャンプでトレーニングする神戸のトーマス・フェルマーレン。(C)VISSEL KOBE

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[文:サカノワ編集グループ]

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