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【浦和】金子拓郎が咄嗟の判断、左足のクロスから渡邊凌磨のゴールをアシスト。「マッチアップした選手が縦を警戒していると感じて」

浦和の金子拓郎。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

明日28日はホームに戻ってセレッソ大阪と対戦。

[J1 18節] 名古屋 2–1 浦和/2025年5月24日17:33/豊田スタジアム

 J1リーグ18節、浦和レッズが名古屋グランパスとのアウェーゲーム、金子拓郎のクロスを渡邊凌磨がヘッドで合わせて先制したが、そこから2点を奪われ1-2の逆転負けを喫した。リーグ4試合ぶりの黒星に。

 前半はシュート数1本対14本と劣勢を強いられた。すると後半開始から金子、渡邊、安居海渡が投入される。

「(後半に入り)『スイッチを入れていこう』と話し、息を吹き返したと言いますか、先制することができました。そこから途中までは耐えられていたと思いますが……。最後まで耐えられなかったのが全てです」

 前半の戦いぶりを見ながらサイドアタッカーが下がりすぎないようにと意識。「少し牽制をかける形で、前から行くところを意識してやっていました。全部が全部、行けるわけではないですけど、そこは多少できたかなと思います」と、バランスの修正も図った。

 アシストのシーンは、「縦に行こうとしましたが、マッチアップした選手がその縦を警戒している感じがありました。そこで左に持ちかえて、(縦を切りに来ている)間のスペースを狙おうとしました」と咄嗟の判断で相手の意表を突くことができた。

「それにゴール前に人数をかけられて、いてほしいところにいてくれた(渡邊)凌磨くんのポジショニングが全てでした」

 ただし、中2日でのJ1リーグのアウェーゲーム連戦で、後半途中からはチーム全体が疲弊。中6日の名古屋の体力面で上回られ、再び反撃に転じることはできなかった。

「先制して耐えて勝つのは自分たちの得意としてやってきたところ。この失敗をいい教訓にして、同じ過ちを繰り返さないようにしたいです。1点取られたあと、自分たちのやるべきことをやって、最低でも勝点1を持って帰るというところが、今日はできたんじゃないかな……と思います」

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 ダメージの残る1敗となってしまった。クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)まで連戦の続く浦和は5月28日、ホームの埼玉スタジアムに戻り、セレッソ大阪と対戦する。